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梅雨も明けて涼しい朝でしたね~
傷めた体も健康な状態に戻り、快適な朝を迎えることができました。
いつのようにオーディオのスイッチを入れ、流れ出るユーミンのリズムに合わせながらコーヒーを点て、しばらくは音楽鑑賞。
なんの変化もない時間ですが、幸せであることを実感できる時です。
そして、今日から少しずつ旅行の準備をしておかなければなりません。
手始めに、クローゼットを開けて着る洋服探し・・・
ところが、カジュアルの洋服となると、今時の着こなし術を熟知している訳ではありません。
手短に言うと、ダサいおじさんになってしまうことがあって迷うんですね~
こんな時、お母さんがいれば心強いのだが、それも叶わず勘だより・・・
「これでいいか~」、そんな感じで大ざっぱに取りだし、まずは仮押さえ。
足りないものは買い求めたいと考えているところですが、このような下準備が旅行の期待感を大きく膨らますのでしょう・・・
これが女性だったら、簡単に終わらないと思います。
生前の妻を知っているだけに、お母さんに振り回せていたかもしれませんね。
ということで、8月はプライベートで北海道旅行、そして仕事では、8月16日から24日まで「秋の単衣物の会」を開催します。
その準備を始めたばかりですが、その会に先駆けおしゃれなコーディネートをしてみたのでご覧ください。
こちらです。
柔か物のような風合いをしたベージュ色のお召しに、白っぽい地色に染めた、更紗柄のお太鼓柄を乗せてみました。
心がしびれるコーディネートだと思いませんか・・・?
一人で酔いしれていますが、これまで浴衣ばかり取り上げてきたもので、ようやく出番が来たかと心躍らせています。
業界では秋単衣というと、9月の中旬から10月いっぱいまでのことを言いますが、地球が温暖化へと進む中、11月の上旬頃まで、単衣の着物の出番があるかもしれません。
街着としての提案でもあるので、臨機応変。に考えていただければよろしいかと思います。
そこで、秋単衣の着こなしを考えた時、残暑が残る9月は、重たく当たる色の着物を避け、浅めの色目で組み立てるのがベターだと思います。
その事を考えてのコーディネートです。
ところで、映像では着物が無地になって見えますが、おしゃれを忘れていないのが私の見立てです。
画像を大きくすると、意図するものが見えてくると思いますが、縞柄になっているんですね~
それも市松に分かれた縞で、生地を半分にして、縞の幅を変えて織っています。
この技が憎いでしょ・・・
中央に置かれたウサギは、画像が締まらないもので単に置いただけのもので、水牛の角から作られた帯留です。
お月見の時期にこの帯留をコーディネートに加えても面白いかもしれませんね。
着物は主張せず「はんなり」とした色柄で大人の味を出し、帯やその他の小物で面白さを表現する、それも、スッキリと・・・
私の勘が戻ってまいりました。
秋の単衣物の会は旧盆の16日金曜日からスタートします。
帰省していらっしゃるようでしたら、是非、覗いてみてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







