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とぼけた表情の鬼を見ていると心が和みます。
陶芸で作られた「みじゃ鬼」という品ですが、この姿が自分のように思えましてね~
何を思ったかと言いますと、「この店の強みってなんだろう~」、そんなことが、ふと、頭を過りましてね~
何も思う浮かばないまま、その疑問が通り過ぎましたが、売り場に並ぶむじゃ鬼を見た時に、再び思い出しましてね~
経営の分析に必ず付いてくる「強みと弱み」。
弱みは判っていても、店の評価はお客様が付けてくださるもので、何が強みなのかが判りません。
「ま、いいか~」
そんな感じで店を切り盛りしていていますが、経営者として失格なのかも・・・
冒頭から難しい話しをしてしまいましたが、一つ褒められることがあるとしたら、諦めないことかもしれませんね。
このブログも、その一つなのかも・・・
お正月の着物としてもふさわしい宝尽くしの附け下げをコーディネートしてみました。
色合いからも中高年向きの着物ですが、素敵でしょ・・・
古典柄で流行に左右さらないことから、根強いファンがいる紋様で、初釜とか新年会、更にはお目出度い席に来ていただけるフォーマル着です。
上品で知性を感じていただけるのではないでしょうか?
もともと宝物を集めた中国の紋様ですが、日本風にアレンジされて現代に至っているそうです。
模様一つ一つに意味があり、いくつもの柄から構成されています。
思うのままになる「如意宝珠」(みょいほうじゅ)、
体が隠れる「隠れ蓑」(かくれみの)、
打てば宝が出る「打出の小槌」(うちでのこづち)、
大切なものを守る土蔵の「鍵」、
砂金の金貨を入れる「金嚢」(きんのう)、巾着(きんちゃく)のこと。
祇園社の護符の「祇園守り」、
金を計る「分胴」(びんどう)、
仏宝の「丁子」(ちょうじ)、
七宝「しっぽう」、
知恵を表す「宝剣」(ほうけん)
怨敵退散の意味がある「法螺」(ほうら)など・・・
これらの柄で構成されたもので、すべてが揃わなくても宝尽くしと呼びます。
まさしく、福徳をよぶ代表的な吉祥模様としてお召しになれる着物です。
本を広げて写してしまいましたが、参考のしていただければ幸いです。
月曜日から気温が下がるみたいで、冬の備えとして灯油を買ってまいりました。
これからいろんなのものが天から降るかと思うと憂うつなりますが、風邪にはくれぐれも気を付けてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。