昨日は歯の痛みが激しくて夕食を口にすることができませんでした。
不思議なもので体調が優れないと食欲もわいてこないもので、このような機会にダイエットにもなって悪くないと開き直る私でしたが、午前中に病院で視てもらったら虫歯であることが判明。
治療をするのにしばらく通って欲しいと告げられました。
痛みの治まり食事を取ることがことができるようになり、午後からは快適に過ごせるようになりました。
まずはひと安心です。
私は些細なことでは病院へ行かないので、大きな病気になった時は怖いものがあります。
体の細胞もくたびれてきた年代でもあり、体調管理の考え方を見直さなければならないのかも・・・
この話題はここまでとして、今日も気持ちのいいお天気となりました。
春の陽気につられて、美味しいものを食べに行きたいとか、プチ旅行をしてみたいとか心がウキウキするものがあります。
そんな気持ちからか、この鳩柄の帯に惹かれるものがあります。
以前のも紹介したことがありますが、清々しい帯だとは思いませんか?
日本列島が桜で包み込まれる季節が目の前に迫っていますが、そんな花見時期に、このような帯で外出されると話題を振りまくのではないかな~
カジッアル感のある紬に合わせていただけると、相性もよくておしゃれな着こなしを味わえるのではないでしょうか?
あか抜けた感性がこの帯にあると思っていてレモン色の紬地に合わせてコーディネートしております。
素敵だと思いませんか?
なかなかご理解をいただけませんが、私の好きな組み合わせでもあります。
着物は発売になった美しいキモノの春号の別冊、「知っておきたい染色作家ガイド」にも紹介されています「芝崎重一」氏が織られた草木染の紬です。
どちらかといえば都会派好みかもしれませんが、鳩柄の帯を合わせて空を飛ぶような心で楽しい一日を過ごせたらいいですね。
ところで、若い年代層を中心のレンタル着物やリサイクルショップで求められた着物で着装して楽しむ方が、増えているようです。
業界紙の中でも着物に対する価値観の変化を採り上げている雑誌を目にしますが、私たち呉服店さんは他人事のように視ていてよいのでしょうか?
私はそのことをいつも考えています。
出会ったことのない人たちに着物の魅力をどう伝えたらいいのか?
着物に憧れを持っている中高年層に着物の価値をどう伝えたらいいのか?
そして自分に何ができるのか?
このままでいたら、伝統ある技を生かした着物や帯が作れなくなるのではないか?
そんな危機感と背中合わせに仕事をしておりますが、もっとカジュアルに目を向けないと、レンタルやリサイクルショップに着物市場を奪われてしまうのではないでしょうか?
現にここ数気月、各産地の生産数が二ケタの生産減で厳しい状況に追い込まれています。
これでは新しい商品が市場に流れにくくなるだけでなく、着物愛好家が離れていくことにもなりかねません。
そんな折に、鶴来商工会から商工会の女子職員が浴衣を着て仕事ができる日を設けてもらえないかとの提案があり、浴衣の日を設けて男子も浴衣を着てみてはどうかと考えているのだが、会員さん(事業主)あっての商工会だけに、なかなか踏み切れないものがある。
そこで、会員さんにも呼びかけをして、商工会の事業として採り入れてみてはどうだろうかと考えているので、会員である私に旗振りをしていただけないだろうか?
との、相談をいただきましてね~
今年の新年会の席でも商工会の方から議案として提案をして欲しいと頼まれて、「浴衣を着て優しい街を作ろう」みたいな案を出したのですが、乗りが悪くて立切れになったと思っていただけに嬉しい話でした。
どうも商工会職員は本気みたいです。
着物業界の難しい問題を考える前に、まずは足元から改革を図れるとしたら私の自信にも繋がります。
どうしたらいのか?
言葉ではなく企画書を作って商業部会に提出してみようかと考えていますが、さて、どうなることでしょう・・・