江戸小紋展を開くにあたり「お楽しみ企画」を用意してみました・その概要を説明致します

 来る4月22日から開催する「江戸小紋展」に向けて、江戸小紋でおしゃれなオリジナル小物を作ってみました。

その商品が揃ったので、改めて江戸小紋展の案内をさせていただきたいと思います。

今回の会は、伝統の技を生かした手作りの江戸小紋を広く地域の方々に伝えたい。そして、願わくばお客様のお見立てをさせていただきたい。それもおしゃれな着こなしが提案できたなら、手にしたい人が増えるのではないだろうか?

そのような動機から物事が動き始めた展示会です。

しかし江戸小紋がどのようなものであるかを知らない人も少なくなく、市場にはハイテク技術を使った江戸小紋が溢れている中で、手作りの江戸小紋の価値をどのようにして伝えたらいいのかが大きな課題と言えます。

そこで長年取引をさせていただいている竺仙さんに相談して、

「染師さんに店に来ていただいて江戸小紋の染付ができないだろうか。その商材として白地の江戸小紋半衿を考えていて、まず先に試作品を作ってもらって、それを会期前にお客様に紹介したい。そしてその半衿をお客様のご要望に沿ったものを店内で染めていただきたいのだが・・・

伝統工芸士の染めのプロセスを目の前で見ていただけたら、手作りの江戸小紋がどのようなものであるかを、いくらかでもご理解していただけるのではないだろうか?」

そのような話を持ち掛けたのが昨年の11月のことでした。

その想いが竺仙さんに伝わったのか、4月の江戸小紋展に向けて動き始めたのです。

CSC_0006silyoukennedokomonnhanneri.JPGそして、ここにある6種類の型紙を使って6配色の小紋半衿を伝統工芸士の根橋秀治さんに染めていただくことができました。

白地の小紋半衿はあまり作られてなく、竺仙さんも始めて作ったと話されていましたが、襟元が明るく映りおしゃれを演出するアイテムになるのではないでしょうか?

この6柄6配色をベースに、お好みの模様と色を選んでいただいて、ご自身のオリジナル半衿を作っていただくことにしました。

また、この半衿の制作の過程で鼻緒を作ることを思いつきまして、そても今回の会で提案させていただきます。

その鼻緒の試作品がようやくできあがりました。

CSC_0015edokomonnnohanao.JPGそれがこちらです。

これも小紋半衿と同じで模様と色を使い、桐の草履タイプの下駄ですげ上げるという提案になります。

試作品は正絹の半衿を使いましたが、当日は正絹の白生地を使って染めることとしました。

単衣時期の紬や小紋、又は竺仙さんで作られているようなこだわりの浴衣に合わせていただけたら、おしゃれな草履下駄として楽しんでいただけるのではないでしょうか?

そこで気になるのがお値段です。

竺仙さんからは、根橋さんが染めるという価値を伝えて欲しいと言われています。

市場に似たものがないために価格設定が非常に難しくて、当店の希望価格は16,200円としたいのですが、一人でも多くの方におしゃれな着こなしをしていただきたい思いもあって、税込1万円で受け付けることに決めさせていただきました。

鼻緒もオーダーメイドで染めから鼻緒に加工して草履下駄にすげ上げて、同じく税込1万円で受け付けます。

いずれも今回の江戸小紋展のために染めていただける商材であることを付け加えておきますが、根橋さんが店にいる間は、ご自身で染めることも可能ですので、染にチャレンジしてみたい方は気軽に申し出てみてください。

また、半衿も鼻緒もいらない方で染めることだけ体験してみたい方もいらっしるかと思います。

そのようなご要望にもお応えしたいと考えていますが、基本的には半衿や鼻緒を作って欲しい方を優先して根橋さんに労を使っていただくことを考えておりますので、どうかご理解をいただきますように・・・

そんな訳で、会場の一角に江戸小紋を染めるのに必要な板場を用意して、さまざまな小紋柄を紹介させていただきます。

会期は4月22日(金)~25日(月)までも4日間となりますが、染師の根橋さんが店にいらっしゃる日が22日の午後から24日の午前中までとなっております。

なので、半衿と鼻緒作りに関して整理券を出すこととしました。

CSC_0026goyoyakukenn.JPGおおよそですが1時間に4・5件がマックスかと考えていまして、混雑を避ける意味で「お楽しい企画ご予約券」を用意させていただきました。

24日の日曜日は根橋さんのお話だけになるかと思っていて、実質22日と23日の二日間が目の前で染めを目にすることができます。

それ以外はご注文を取らせていただくことになりそうです。

どうかご理解をください。

明日から受付を行ないますが、興味のある方はご案内状を送らせていただきますのでご連絡いただければ嬉しく思います。

CSC_0019edokomonnwoko-dhine-to.JPGいつもの会と試行が違うために説明が多くなりましたが、江戸小紋は遠くで見ると無地の着物に見えて近づくと全体に細かな模様が単色で染められている着物です。

帯との組み合わせでセミフォーマルの装いにもなれば、カジッアル感を表現することもできるます。

会期中はTPOに合わせたコーディネートを私の店らしく紹介したいと考えていますので、是非予定を組まれて足を運んでみてください。

CSC_0021edokomonntennnohannsokubutu.JPGこれからこれらの販促物を手にしてご案内に歩きたいと思っていますが、何分にも販促物がアナログの為にホームページやブログを有効に生かせればと考えているところです。

この先も江戸小紋について記事にすると思いますが参考にされてみてください。


私のできることは限られているのかもしれないが、創意工夫を忘れずにベストを尽くしてみます。

 どうか楽しみにしていてください。

それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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