初夏の単衣物として上田紬をトンボ柄の帯でシンプルにコーディネート

   今日は長野県の上田紬を単衣の装いとしてコーディネートしてみました。

小ざっぱりした組み合わせのものですがご覧ください。

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それがこの画像で、白っぽい縞柄の紬地を白地のトンボ柄で爽やかさを作り出してみました。

装いの色合いが淡白で、物足りなさを感じられる方もいらっしゃるでしょうが、トンボ柄が映えて小粋さのあるものだと思っております。

和装業界の単衣時期は、基本的に「5・6月」と「9・10月」の頃を指すもので、時期的に暑さも加わることから、重たさを感じさせない見た目の涼しさが求められるもので、このコーディネートはその点をクリアーしているのではないでしょうか?

お肌の色も明るくなりますし、おしゃれ感は大人の領域に入るものかもしれませんね。

CSC_0050hitoetumugiwoko-dhine-to.jpgそこで前も、大人らしく黒の線が入った夏用に帯〆を使ってみました。

一段ときもの通の味わいが深くなりましたが、このあっさり感がとても気に入っております。

帯揚げには白地に黒の模様の入った夏物を使い、帯〆とのコンビネーションを整えてみました。

CSC_0050tumiginosimagarawoko-dhine-to.JPGそしてトンボ柄の絞りのような染め方を、帯揚げの絞り染めと合わせたものです。

さりげない粋な着こなし方かと思いますが、皆さんにはどのように感じていただけたでしょうか?

今日はお客様の来店が少ない日でしたが、久しぶりに長女と孫たちが店に寄ってくれて私の心を和ませてくれました。

そして、日常の生活も聞くことができて安心させられるものがありましたが、席を置いている小学校の校長先生から育休後の職場の復帰の時期の相談も入っているみたいで、その判断に迷っている様子でした。

いずれ子育てと仕事を両立しながら家庭を守らなくてはならない時期が来るのでしょうが、力になってやれないことが忍びなく思うものがあります。

力強く踏み出してくれるものだと信じていますが、せめて娘や孫のSOSをいつでも受け入れられる心の準備だけはしておきたいと思っています。

仕事も家庭も豊かな未来が保証されているものではないだけに、目の前の出来事を乗り越えられる丈夫な心と愛を持ち合わせた大人であって欲しい。

行動に移すことの難しさを知っているだけに、自分の人生に置き換えて心の整理をする閉店後の私でした。

では、これにて・・・
お休みなさい。

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