「15万円以下の着物や帯の会」の最終日は、日か落ちた時間から忙しくなり、一段落できたのは午後8時過ぎのこと。
その後に、県外のお客様にお電話やメールを送らなくてはならない先があり、慌ただしい時間を終えてから幕を落とした次第です。
今回の感謝祭はお客様が少ないことを感じていましたが、お買い物率が高く、まずまずの結果を残すことができました。
私の店を信頼してお買い求めいただいたお客様や、足をお運びいただいたお客様には心より感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
先月結城展を終えたばかりで、この会にお客様が来ていただけるかが不安で仕方ありませんでしたが、休眠客や新規のお客様が思っていた以上にお越しいただくことができて、積極的の取り組んでみてよかったと思っております。
夕方のことです。
午前中に営業でお越しになられた女性の方が気に留められた着物があり、仕事を終えられてから再び店を覗いてくださいましてね~
着物や帯の割引が今日までであることが解って、お越しいただけたのかと思いますが、それでも初めての店とあって、安心できる店であるかを知りたいと思うのはお客様の心理です。
そのお気持ちが痛いほど分かるもので、店の性格をお話させていただき、店の取扱品に興味を持たれて県外からお越しになられることもあれば、ご注文をいただくことも少なくないことを話していたときに、東京のお客様からお電話が入りましてね~
先月、着物や帯をお買い求めいただいた新規のお客様で、その商品をお仕立てをさせていただいて納めさせていただいたのですが、その着物を昨日お召しにならせたそうです。
お友達から褒められたことの喜びに声でしたが、その後に、今日までとなっているお買い得品の中から、ご自身に合う紬がないかとの相談をいただきましてね~
色合いなどのご要望もあり、自信を持って紹介させていただく品がなくて、宿題をいただくことになったのですが、その様子を目の前で見ていたお客様が、私が話していたことにうなずけるものがあったのでしょう。
迷っていたものが安心と変わったのか、ある商品をお求めくださいましたが、偶然にもその後に、顔見知りの方が着物のメンテナンスを持ってお越しになられましてね~
「貴方もここに来ているの・・・?」
そんな会話を耳にしましたが、安心を買っていただくことができたのではないかと思います。
五日間の感謝祭は、お客様が少ないという問題を残しましたが、お買い求めいただいたお客様にはご満足していただけたのではないでしょうか?
現実を受け止め、この先、何ができるのかをもう一度考えてみなくてはなりません。
取り合わず、張り詰めた緊張から解放されてホットしております。
欲を言い始めたらキリがありません。
力を貸していただいた仕入れ先に感謝することを忘れずに、お客様の笑顔と喜びの声を心に留め、厳しい時代の波風を力に変えて踏み出すことができたならば、必ず明るい未来が見えてくると信じたいです。
そのためにも自分を信じて、コツコツ積み上げることに意味を持つことをもう一人に自分に言い聞かせたいです。
明日は会の後始末。
もうひと頑張りしないといけませんが、同時に12月の店作りのことも考えなくてはなりません。
立ち止まることを知らない私ですが、今日はこれで閉店と致します。
では、お休みなさい。