秋がスタートしたというのに、豪雪、豪雨、猛暑、台風、地震という想定外の異常気象が続き、その影響もあるのか業界全体に元気がありません。
着物離れ、呉服店離れと言われている中で、今年の天候は業界に影を落とすものになっていて、守りに入っていることが仕入れ先と話していても分かります。
業界がもっともっと楽しくなければならないと思っている者にとっては、実に退屈で面白味がありません。
この現状は私たちの業界だけではないようですが、あまりのも価値観の変化が早すぎてそのことに対応しきれなくなっているのではないでしょうか?
守りは危険を回避できるのかもしれませんが、何か行動を起こすにしても運頼みになりがちで、力強さや未来のビジョンから離れていく気がしてなりません。
何を変えて、どこに力を傾けたらいいのかが分からなくなっていますが、もっと和装業界にワクワクする商材が多くあったらと思っています。
その一言に尽きる気がしますが、着物愛好家を愛好家のままに引き留めておくためにも、個々の店の創意工夫が望めれるのではないでしょうか?
日々そようなことを自分に言い聞かせておりますが、見えない道筋に悩まされていることも事実で、夢という磁石を胸に収めて踏み出す道を探る日々が続いています。
もっともっと楽しいと思えることを皆さんにお伝えしていかなければなりませんね。
そこで今日お伝えさせていただくのは、この画像にある和菓子を集めたおしゃれ長襦袢です。
”これが長襦袢なの?”と思われるかもしれませんが、日本の和文化と面白味が凝縮されていてとてもお洒落でしょう・・・
小紋とか紬に合わせる種類の長襦袢かと考えていますが、袖口や袖の振りから和菓子柄が顔を覗かせたとを考えると楽しくて仕方ありません。
お茶席の大寄せの場でこの長襦袢を着てお茶を一服。
そんなシーンを思う浮かべてしまいますが、昔は長襦袢も凝っ品を身につけていておしゃれを楽しんだものです。
自己満足の世界かもしれませんが、どうか長襦袢にもこだわってみて下さい。
必ずや新しい発見に気づかされることでしょう。
話題は替わりますが、今週の週末15日(土)・16日(日)の二日間、東京銀座で開かれる着物と帯の展示会「ひしの美会」の会場に身を置いています。
会場は銀座2丁目にある「銀座貿易ビル(メルサ銀座5階)」で、お近くに来るついでがあれば立ち寄ってみて下さい。
ご案内状がなくても受付で私の店の名前を言っていただけたら、その先は、私がお相手させていただきます。
着物の縫い直しやしみ抜き等もご相談に乗れますので、気軽にご利用いただけたら嬉しいのですが・・・
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。