2年近く前に信州上田紬のことを勉強したくて、上田紬を作っていらっしゃる産地へお邪魔したことがありましたが、そこでお世話になった織元さんの社長さんらメールが届いていました。
その社長さんとは一期一会の出会いで終わっていた感があり、少し驚くところがありましたが、私との出会いがあった日からこのブログをご覧になられているみたいで、そのメールは10月の大島紬展に向けてお客様との関係性を深め提案だったのです。
自社の商品を売り込むものではなくて、大島紬展が盛況に終わるための提案で、私の店のことを気にかけてくれていることがよく分かるものでした。
垣根を越えて和装業界の発展に情熱を傾けていらっしゃる姿勢がよく分かるもので、元気をいただくことができました。
とても嬉しかったです。
参考にさせていただきたいと思っております。
ありがとうございました。
明るいニュースが少ない中で、どのような店作りをしたら作り手の思えを伝えられるのか?
何をしたら着物の価値をより深く理解していただけるのか?
安心と信頼は何処にあるのか?
消費者に最も近い立場で仕事をしているだけに、呉服店の責任はとても思いと感じております。
弱音を吐いていないで頑張らないといけませんね。
さて今日は足袋にもいろんな商品が作られていることを記事にしたいと思います。
最初に、紬などの普段着を着たれる方に紹介させていただきたいのが、こちらのストレッチ素材のそっくす足袋です。
白足袋って、いつも履いていると底が汚れて、洗濯をしても汚れが落ちないところがとても気になるでしょう。
白足袋は清潔感があっても、汚れが取れないとなれば新しい足袋を用意しなければなりません。
そんな問題を解決してくれているのが、足袋の底が黒であったり小紋柄が入っている足袋です。
これだと、汚れが目立つものではありません。
素材はポリエステルとポリウレタンから作られているので、洗ってもシワが残ることはありませんし、生地が伸びるポリウレタンの繊維が入っていることから、足のサイズが21㎝から26㎝まで対応が可能な品です。
ソックス式でコハゼもなく、汚れも気にならないとなれば、普段着として毎日のように着物を着られる方にとっては、願ってもない足袋と言えるでしょう。
小紋柄なので多少着物の種類を選びますが、木綿やウール、紬などの着物に合わせてお使いいただけたら、おしゃれも楽しめてお勧めさせていただきたい一品かと思っています。
お値段は税別で¥1,800の品となります。
清潔感とおしゃれを追及されるのであば、このワンポイント柄が入った品などはいかがでしょう。
素材は先の小紋足袋とまったく同じで、白で指先に楽しい模様を入れております。
底が汚れることは承知していただなくてはなりませんが、遊び心があって着物の装いが楽しくなる足袋です。
ポイントからを大きくした画像がこちらです。
小紋や紬などの着物に合わせていただけたら楽しめる足袋で、お値段は税別で¥2,000の品になります。
こちらもストレッチになっていまして、足のサイズは21㎝から26㎝まで対応するものです。
こちらになると従来のコハゼ付きの白足袋に刺繍を加えたもので、振袖から訪問着や附下などのフォーマル着に合わせる足袋になります。
花柄の刺繍が横にワンポイント入れられていて、華やかさを増す足袋と言えるものです。
こちらはストレットではなもので、足のサイズに合わせていただくことになりますが、店では振袖や訪問着の装いに使われる方が多いようです。
お値段は税別で¥3,500するものですが、ここ一番の席にはこのような足袋で差別化を図ることもおしゃれの在り方かと考えています。
他にもおしゃれな足袋が多く作られていますが、このような足袋が市場に存在していることを頭に留めていただけたらと思って紹介させていただきました。
どうか参考にされてみて下さい。
話は替わりますが、毎日SNSで店の情報を発信していても見ていただける人ってほんの一握り。
ネットに情報が埋もれてしまっていて儚さを感じずにはいられません。
この点を改善できないかと試行錯誤していますが、私の能力では届かない世界なのかもしれません。
それでも”いつかきっと”の思いが勝っていて、コツコツと情報を出していますが、或るとき相田みつをさんの言葉が目に入りましてね~
いいですか
いくらのろまでもかまいませんよ
たいせつなことは
いつでも前をむいて
自分の道を歩くことですよ
この言葉に勇気づけられました。
迷ってばかりで迷子になりそううですが、亀のごとく信じれる道を探ることで現状が変わることを自分に言い聞かせたいです。
そのことを最後に綴って今日を閉じることと致します。
ではこれにて・・・
お休みなさい。