今日は午前と午後に分けて「災害に役立つ風呂敷に使い方教室」の日でした。
今回の講師は娘で、アシスタントに店のスタッフについてもらっての講習会です。
雨が降り続けた一日でしたが、誰一人欠けることなくご自宅にある風呂敷をお持ちになられて、風呂敷から作るリュックや、給水袋、頭巾、マスクなど、災害時に役立つ風呂敷の活用法を十数種類ご指導させていただきました。
どなたも風呂敷の使い方の常識からかけ離れた活用法に感心されていましたが、参加者された方の中には、町会で防災訓練を定期的にしているが、今回のような風呂敷の使い方を防災訓練の中に取り入れてもいいのではないかとの貴重なご意見をいただくことができて、採り上げた側として嬉しく思うところがありました。
風呂敷で菓子箱を包んだり、着物などの衣類や持ち物を包むという概念から、防災に役立つものになると感じているところがあって講習会を開いたわけですが、参加者の受け取り方はとても良かったように思っています。
風呂敷が防災に役立つことを衆知して行くことで、風呂敷への価値観が変わり始めるかもしれません。
店の強みをどう活かしていくのががこれからの課題になりそうです。
娘たちが考えた新しい提案がお客様に喜んでいただくことができて本当に良かったと思っております。
これはお客様から着物や長襦袢などのメンテナンスの依頼を受けて、京都の専門業者に出す前の画像です。
この2・3日の間に持ち込まれたものですが、こうして信頼をいただけてご相談していただけることをとても嬉しく思っております。
メンテナンスに出す前には汚れが付いていないかを点検させていただいていますが、汚れが付きやすい箇所は衿が最も多いと言えるかもしれません。
汗やファンデーションの後が残っているからで、習い事をしていらっしゃる方は袖口が黒ずんでいることも考えられます。
次に考えられることは、汗が付いていることかと思われますが、着終わった後の汗の付着を肉眼で確認することが難しく、長襦袢は丸洗いが欠かせないでしょう。
勿論他も箇所も点検させていただきますが、このようなメンテナンスを怠っていると、後に大きな問題を引き起こすことがあるので簡単に考えないようにしてくださいね。
その判断ができるのが着物に詳しい専門家かと思っています。
お仕事を受ける際にはお見積りをさせていただきますので、どうか気軽に相談してみて下さい。
着物のことをあまりも知らない人が多いもので、再び記事に採り上げてみました。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。