石川県産の着物といえば、加賀友禅・牛首紬・能登上布ですが、ほとんどの方が知らない着物がもう一つあります。
それは、能登半島の羽咋で作られている士乎路 (しおじ) 紬です。
この士乎路紬は、織物の研究を重ねてきた故水島繁三郎氏が、日本で最も美しく着やすい織物を作ることを思い立ち、昭和49年から石川県鹿島郡鹿島町で本格的に取り組み始め昭和50年に完成した紬です。
士乎路 (しおじ) の名前は志雄町から付けられたとも聞いていて、歴史の新しい着物でもあります。
この士乎路紬の特徴は、結成紬に使う手引きの真綿糸に大島紬の泥染めを科学的に生かした染料で織り上げた紬で、結成紬を何度か洗い張りしたような柔らかくて軽い 人の温もりを感じる紬です。
紬の横綱とも言われる結成紬と大島紬の良い所を合わせて作った故水島氏のこだわりの士乎路紬は、現在7人の織り子さんに受け継がれていますが、月産20反程しか出来ないようです。
私が、士乎路紬と出逢ったのには4・5年前のことで、新しく取引が出来た紬専門に着物作りしている会社に、この紬が在り石川県で織られていることを知り大変驚きました。
以来、士乎路紬のファンになり 求めて頂いたお客様からも 軽くて着やすいと言って下さるので、自信を持って紹介しています。
最近、婚約をしたタレントの藤原紀香さんも士乎路紬を誂えたと聞いていますが、何分にも数が少ないことから一般的に知れ渡っていないのが実情のようです。
写真の着物は、織りあがったばかりの士乎路 (しおじ) 紬です。
石川県産こだわりの士乎路紬、いいですよ・・・・・・・・
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