きもの再生・変色した留袖の下着

昨日に続いてうっとうしい梅雨空、カンカンと照りつける太陽が恋しいですね~
こんな天気は来客が少ないかと思っていたら、大忙しで活気のある一日になりました。
とても有り難いことです。
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そして今日、お客様から留袖の下に着た、黄変した下着の再利用の相談がありました。
 
  最近は比翼(ひよく)を付けた仕立て方をしていて、
  昔のような白の下着を重ね着することが少なくなりました。
  「めでたい事が重なる」と言って留袖の下に白の下着を
  重ね着したと聞いています。
拝見してみると肉厚の正絹の生地、胴裏が変色して使い物になりません
皆さんの中にも、タンスの中から出してみたら、とても着れない状態になっているケースがあるのでは・・・・・
このようになる原因の一つに、梅雨時の湿気が考えられます。
絹物は湿気を一番嫌い、変色やカビが出る原因になるんですよ。
ご注意ください。
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そこでご紹介をしたいのが、湿気のキャッチマン「シルカゲル」です。
湿気によるカビから着物を守る防湿剤なんですよ・・・・・
 (約6カ月間有効とのこと)
使い方は1シート(26㎝×82㎝)をタンスや衣装箱などの底に敷いて使います。
今日のようなジメジメとした梅雨時には、効果を発揮して着物を守ってくれると思いますよ。
お値段は2シート入りで¥1575です。
参考にしてください。
ところで話は前後してしまいましたが、お客様から相談された下着の着物、身丈も長く生地もしっかりしていたもので、色無地に染めてみることにしました。
色は深い紫の色。
但し胴裏は新しい品と取り替えることになりますがね~
どうか皆さんも湿気対策に気を配るのと同時に、変色してしまった着物を諦めないで、専門店に相談してきてください。
新しい着物に再生出来るかもしれませんよ・・・・・ 

貴方のクリックが明日への力になりますm(_ _)m
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