江戸ちりめん豆福助・木目込み人形

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この人形の顔を見ていると、「商売とは何ぞや・・・」ということを語りたくなります。

 

背伸びをしないありのままの姿、

穏やかで心を和ませてくれる表情、

語らずとも歩いてきた足跡を感じる味、

 

私は仕入先でこの人形の顔にひと目ぼれをしてしまいました。

 

江戸ちりめんを着せつけした「豆福助」という木目込み人形です。

 

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黒塗りの三方(さんぼう)の上に乗っている赤のシルク座布団の大きさは約15cmということですから、人形がいかに小さいかがお解り頂けると思います。

お値段は¥47,250という価格です。

 

他にもこの人形の倍程の大きさで価格が3割近くお安い品もありましたが、人形の表情がまったく違うんですね~

 

そのことを尋ねてみると、着せ付けをしている古布が違うということもあるが、人形の頭(かしら)を作る職人をまとめている頭が作った作品ということを言っていました。

今風に言うと先生が手がけた人形だそうです。

 

とのかく私の心を引き付けてなりませんでした。

 

作り手の想いと私の感性が目には見えない糸で繋がっていたのかもしれませんね。

その江戸ちりめん豆福助が入荷しました。

 

私はこの人形の顔を見ながら「心がニンマリ」・・・・・

穏やかな人になりたいと願う私でした。

 

ところで店は夕方からたくさんのお客様で大忙し。

そのお客様の中に今月の26日に全国14会場で開催させるきもの文化検定を受けられるお客様がお二人遊びにいらっしゃっていました。

お二人とも昨年4級を合格されて今回は3級にエントリーです。

 

着物相談にこられていたお客様が、離れた場所から不思議そうな顔をして素人離れした着物談義に驚いていらっしゃいました。

着物が解らない人と、着物をもっと詳しく知ろうとしている人との距離間を感じられたみたいです。

 

そのことはともかく、きもの文化検定金沢会場は70人近くの申込みがあったそうです。

私たち石川県和装振興会の目標としていた人数には届きませんでしたが、着物をもっと詳しく知ろうとしている人が70人いたことを喜びとしなくてはいけませんね・・・・・・

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