お客様からご注文を頂いたベルベットコートが入荷したもので、承諾を得て紹介させてもらうことにしました。
そこで単にコートをアップするだけでは面白みがないもので、「きもので遊ぶクリスマスの装い」を頭に描きコーディネートしてみることにしました。
右端がそのベルベットコートで、表が黒で裏地に鮮やかなユリの模様が入った撫松庵というメーカーから出されている既製品で防寒用になります。
目的地着くとこのコートを脱がなくてはなりませんが、そこで目に入る模様とワイン系の色がお洒落ではないでしょうか・・・・・
しかしそれだけではクリスマスをイメージするには物足りません。
ポイントはこのトナカイの帯です。
友達が待つ場にこの帯を締めていくと格好いいでしょうね~
バックが適当な大きさのものがなかったもので、イメージで合わせてみました。
次はもう少し砕けたコーディネート。
年代層も若くなります。
遊びの着物になります。
クリスマスで浮かれたイメージを表現してみました。
そのクリスマスのキーワードは赤の色と帯止め、
そして雪・☆・幸せの鳩を結び付けてみました。
随分無理がありますが、ワクワクする時間を着物で表現してもいいのでは・・・・・・
可愛ければいいか~て、感じかな・・・・・
今年は妻のこともあり、寂しいクリスマスになりそうですが皆さんはこれからです。
お友達と楽しい時間を過ごすことを考えて、着物の装いにしてみるのも有りだと思いますよ。
その際にはコートがあるといいですね~
ベルベットコート(裏地柄付き)・・・・・¥68,250
お母さんの姿が見えなくなって、やがて一月近く経ちました。
正直なところ現実を直視することができず、家を離れ旅行にでも行っているような気持ちでいます。
もしも今、目の前にお母さんがいたなら、二日後の京都の南座に行く準備をしていただろうな~
「京都は寒いかな~・・・・・どっちのコートがいい」
「ショールもって行ったほうがいいかな~」
「この着物にはこっちのバッグが合うよね」
「ここにある刺しゅうの半衿にしょうかな~」
その身振り手振りや表情まで思い出されます。
私はその問い掛けに、適当に接していたことをとても後悔しています。
もっと大切に係っておけば良かったと・・・・・
どれだけ考えても無念でなりません。
その京都の顔見世にお母さんのピンチヒッターと言う訳ではありませんが、長女が私達と同行します。
お母さんの写真も持って行くつもりです。
恒例になっていた年に一度の「ふくしま顔見世ツアー」をいちばん楽しみにしていたのはお母さんでしたからね。
そして明日はお客様の踊りの発表会。
毎年、妻と行っていたのですが、今回は娘と二人で行ってきます。
365日をいつも行動を共にしてきただけに、いろんな行事があると、どおしてもお母さんの姿を追いかけてしまう私です。
娘はお母さんの足跡を踏みしめるようにして、生前のお母さんを見ているのかもしれませんね。