今日は白山市運動公園の中にある「安楽庵」にて、お茶会があるもので、きもの遊びの好きなお客様を誘い楽しんできました。
お点前は村田社中で表千家、店のお客様でもあります。
お天気は最高で、まぶしいくらいの日差しが照りつける日で、
お茶会が始まる午前10時を過ぎた頃に会場に入ったのですが、待合には人でいっぱい。
3割近くが着物姿で何故か満足する私でしたが、受付でいただいた番号からして三席目のような感じで、皆で近くを散歩することに。
この安楽案は木々に囲まれていますが、少し歩けば運動競技場です。
会場のすぐ横では少年サッカーの試合をしていました。
私たちは着物で親が見守る前を日傘を差してブラブラ・・・・・
なんと滑稽な風景でしょう。
目の前にはラフな格好をした若いお母さんやお父さん、
そして、ゲームを待つ子供たちが無邪気に遊び回ったいます。
右を見ても左を見ても、そして足元を見ても和を感じるものがない中を、タイムマシーンが降りて来たかのように着物姿でゆっくり横切る私たち。
なんとも不思議な気持ちでしたね~
再び待合に戻り、しばらくしてからお点前頂き安楽案を後にして次の場所へ・・・・・
運動公園のすぐ近くに位置するイタリアン料理オルソでお昼のランチです。
和から洋というのもなかなか乙なもの、そこで二千円のコース料理をお願いし美味しく頂いたのですが、あまりの量の多さにお腹がパンパン。
誰からともなく、美味しい物を食べてばかりで最近太ってしまって・・・・・
食べ終わってから自分の体系を気にするのが女性です。
ランチを済まして今日のひとときを終わらす予定でしたが、その後の予定があるようで無いのが今日の私たち。
そこで、少し歩こうということになり森林浴を提案すると、行こうということになり車で白山麓へ・・・・・
向かったのは吉野工芸の里。
工芸作家さんの個展を鑑賞したりしてゆっくり時間を過ごした贅沢な一日でした。
この工芸の里で面白いことがありました。
訪れたギヤラリーで親に連れられて来ていた小学生の少年が、私達の着物姿を見ると、
「江戸時代の人たちや・・・・・」と、近づいてくるではありませんか・・・・・
この少年には、着物姿というものを時代劇でしか見たことがないのでしょうか。
これまで大人の人に声を掛けられたことは幾度となくありますが、子供に江戸時代に人と言われたのは初めて。
着物は普段の生活から離れた世界に行ってしまったのでしょうかね~
こうした、きままなきもの遊びをするのもいいものです。
ごく有り触れた生活があり、休暇を過ごす時間がある。
そして、そこに着物があれば、同じものを見るにせよ、体験するにせよ、心が穏やかになり和の世界から身の回りを観るものです。
新鮮で新しい発見が潜んでいることに気付かされながらね・・・・・。
だまされたと思って、一度お試しになってみてはいかかですか。
ところで、今日は単衣の着物で出かけました。
これからは体感温度が上がる季節です。
気持ちよく過ごすことができるので、参考にして下さいね。
お天気に恵まれた一日、過ぎてみれば今日の出来事が懐かしく感じるんでしょうね~
ありがとうございました。