星伝説と撫松庵のプレタ浴衣

 

昨日北陸地区の百貨店での浴衣情報が仕入れ先から入ってきました。

苦戦しているみたいです。

 

私の店も、今月に入って足踏み状態で、若い人の気持ちをつかみ切れていないところがあるようです。

 

さまざまな要因が考えられますが、時の流れを読んで知恵を絞りださないといけないかもしれませんね。

 

そんな訳で今日は撫松庵のプレタ浴衣を2点ばかりアップしてみました。

 

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まずは、紺の色をベースに描かれた流水に萩の模様で、その中に鳥を絞りのようにみせた疋田(ひった)柄が入った浴衣です。(鳥の色は紫)

 

装いをスッキリ見せることを考え白地に紫の色を使った細帯を合わせてみました。

 

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次は黒地に牡丹と百合が大きく描かれた個性派の浴衣です。

 

帯を縞柄で合わせてみました。

この帯は流水と萩に合わせて帯と同じもので、リバーシブルになったシルクの西陣織を裏表といった具合に使いコーディネートしたものです。

 

浴衣は2点共にセオ・アルファ という新合繊素材で、柔らかくてシャリ感のある浴衣です。

 

 

撫松庵の説明はここまでにして、このプレタ(仕立て上がり)浴衣は適応身長が163㎝となっていて、163㎝の身長の方が着ると、帯の下からスカートのように出る「おはしょり」が無理なくスッキリした長さに治まります。

 

着物を着た時に、「おはしょり」の長さが5・6㎝位になるのが綺麗な着姿と言われていて、適用身長から離れれば離れるほど、「おはしょり」の長さの調整が難しいんですね~

 

仮に155㎝の方が仕立て上がりの浴衣を着るとすると、単純に考えて8㎝の長い分を、帯を締める位置の下で、処理しないとなりません。

又、167㎝の方ですよ、4センチ短い訳ですから、腰ひもの位置を腰骨に近いところで締めないと綺麗な「おはしょり」が出ません。

 

きもの初心者には何のことか解らないかもしてませんが、帯を締めた際に、「おはしょり」の長をを5~6㎝の長さに治める着付けの技術が必要であることを申し上げておきます。

 

おさらいになりませが、浴衣の適用身長と着る方の身長がほぼ同じだと複雑な着付けをする必要がありません。

 

何故か今は浴衣はプレタが主流になっていますが、身長と着物の長さの関係を理解して、ひと夏のオシャレを考えてみて下さい。

 

これからは駆け込み需要が増える時です。

私の店ではその対応にオシャレなプレタ浴衣も準備していますが、適用身長から随分離れる人はオーダーメイド仕立ての浴衣がベターでと思いますよ・・・・・

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今日は7月7日、七夕の日です。

 

天帝の娘・織女(しょくじょ)と牛飼いの牽牛(けんぎゅう)は、夫婦仲がよすぎて仕事も手につかなかったため、天帝の怒りを買い、天の川を隔て東と西に引き裂かれてしまいました。

しかし、二人がとても悲しんだために、一年に一度だけ七夕の日に会うことが許されたというのが、中国の後漢(ごかん)時代に生まれた星伝説です。

 

牽牛(けんぎゅう)はわし座のアルタイル、織女(しょくじょ)はこと座のペガの漢名で、和名ではそれぞれ彦星(ひこぼし)、織姫(おりひめ)と呼ばれます。

 

この星伝説には天文学的な裏付けもあります。

 

旧暦7月7日の夜は、天の川が南北に走り、ちょうど真南線上に月がかかります。そして、この月に照らされた夜空が天の川と同じ明るさになるため、一年に一度だけ夕方から深夜にかけて天の川が見えなくなってしまいます。

 

これによって天の川に隔てられていた彦星と織姫が、めだたく会えることになるわけです。

 

これは、手元にある本からそのまま書いたものですが、昔の人々は、時間や季節によって変化する天体の動きをみながら、さまざまな物語をつくってきたものだと感心しています。

 

星伝説もその一つだと思うますが、なんとロマンチック話でしょう・・・・・

 

願いが叶う日ですか・・・・・

 

熱い恋愛をする年を過ぎてしまいましたが、もしも叶うとするならば、お母さんに会いたいな~

 

星伝説を書いていて、今日ばかりは仕事の事より愛した人のことを想う日になった私でした。

 

それにしても365日、私はいつも何かを願っていますね~・・・・・・





  

 

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