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これから蒸し暑くなると、汗というものが付きもの。
特に着物となると下着・長襦袢・着物・帯といった具合に重ね着になるので、汗に苦しめられることも多くなります。
それに、その後のお手入れのことを考えると、着物が好きでも着ることにためらいを感じてしまうこともあるのではないでしょうか・・・。
そのような方にご紹介したい品があります。
それは「シ―アイランドコットン」、日本では「海島綿(かいとうめん)」と呼ばれる商品です。
店で初めて取り扱う品なもので、勉強したことを少し書いてみようと思います。
このコットンはカリブ海の風と太陽から生まれたもので、16世紀のある日、その優雅な感触と品位ある光沢で、英国女王の心をとりこにしたそうです。
カシミアのように、なめらかで柔らかな肌触り、絹のように、つややかで上品な光沢、ひとたび身につけた人は、その感触を忘れることがなかったとか・・・
綿全体の10万分の1という希少価値に高い素材だそうです。
このシ―アイランドコットンの最大の特徴は、圧倒的に長く細い繊維にあります。
繊維は長ければ長いほど、細ければ細いほど、しなやかな風合いと強さを生み出し、ふっくらした柔らかさと、抜群の吸湿性を発揮します。
1980年より日本に輸入されるようになり、原料を生かした製品化が行われたそうです。
その製品は、紳士用品、婦人用品、ベビー・子供用品、リビング用品など、こだわりの商品として世に送り出されたみたいです。
その中には和装用品もあり、その中の一つが、これから紹介する絽(ろ)の長襦袢です。
これが繊維の宝石といわれる「海島綿」の白長襦袢です。
模様も色のないので、画像としては物足りなさもありますが、素材の特徴を最大限に生かした商品だと考えています。
加えて、ご自宅で洗濯ができることです。
その洗濯法は、ネットに入れて中性洗剤を使用して洗濯してください。
洗濯後は、絞らず濡れたままハンガーにかけ、形を整えたうえで陰干してください。
・ できるだけ糊は使わないほうがいいみたいです。
・ タンブラー乾燥機は、作用が強すぎて過剰収縮をまねくので避けられた方うがいいみたいです。
これから夏に向かう訳ですが、夏用の長襦袢を着ごこちより、「リーズナブルな価格で洗濯機で回せる手軽さがいい」といって、化繊を愛用している方が少なくないみたいですが、汗を吸い取り手洗いが可能となると話は別です。
仕入れ先の担当者に、この長襦袢を愛用している方の感想をリサーチしてもらったのですが、評判はいいみたいです。
是非一度、ためしてみてください。
インターネットで浴衣を紹介するようになり、品揃えのハードルが低くなったこともあるのか、商品の問い合わせが増えて、その対応に追われています。
今日も3件近くあり、その中のお二人からお電話で商品のご注文を頂戴し、本当に有難く思っております。
そに一人がアメリカからの電話。
これには驚きました。
この方とはメールで受け答えをしていて、お電話をいただいたのが午後の4時近く、アメリカは夜の11時頃で、私の店にメールを書きこんでいた途中だとおっしゃっていました。
その方は日本人で、メールより電話で話を進めた方が早いと思われたのでしょう・・・
とても綺麗な声の女性で、受話器の向こうの姿を想像してしまいました。
英語社会に疲れることもしばしばあると話されていましたが、来月日本の帰国されるそうです。
このように、お顔を拝見した事のない方と、お電話でお話をする機会が増えてきましたが、皆さん、声がとても綺麗で、自分が若返ったような幸せな気分に包まれます。
このような体験が出来るのもブログのお蔭でしょう・・・
無礼なことを書いたかもしれませんが、皆さんから元気を頂戴しているようで心から感謝しております。
ありがとうございました。