お客様が望まれる浴衣市場

午後から来客が多くて、久し振りに賑わいをみせた一日。

夜の時間帯は浴衣の無料着付け教室で気ぜわしくしていました。

 

こうして日々店に時間を取られている私ですが、内容はともかく有難いことだと思っております。

 

閉店間際にお越しになられていたお客様が、「呉服屋さんらしい店が少なくなり、専門的なことを相談できる店がなくなってしまった」と、話されていましたが、実際にそのようなことを肌で感じています。

 

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この先、和装業界がどのように変化していくのかが心配になりますが、この店はなんとしてもおしゃれにこだわる着物専門店になれるよう努力していきたいです。

 

 

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県外の女性から浴衣の相談をいただいていて、個性的なゆかた地をアップしてみました。(¥22、050で綿100%)

  

 

その方は身長が172㎝あるそうで、既製品の浴衣では対応が難しく、ネットで浴衣を探していたみたいです。

偶然にも私のブログに出会いからお電話での相談です。

 

夏の風物詩として浴衣が注目されていますが、浴衣を取り扱い店のほとんどが既製品対応。

それも二十歳を中心とした色柄ばかり。

この片寄り方は異常ともいえるくらいで、お客様の身になって考えているとは言い難い状況です。

 

言い方を変えると夏のイベントのコスプレとして浴衣が登場したみたいで、和のおしゃれとか、ここち良い着物としての浴衣ではなくなっているのではないでしょうか・・・

 

浴衣で楽しい時間を過ごしたい。

この願いは30代の方もいれば、40代の方もいらっしゃいます。

勿論それ以上の方も・・・

 

身長が小さい方もいれば、ご相談者のように170㎝を越える方もいて、中にはふくよかな体系の方もいる訳ですから、それを既製品で対応するには限界があります。

 

地域の呉服店さんは、そのことに気付いているはずなのに、どうして対応ができないのでしょう。

ビジネスチャンスをチャンスと感じていないのが残念でしかたありません。

 

冒頭の話に戻りますが、不満を感じている消費者さんに、喜んでいただくる店作りが望めれています。

だとするならば、浴衣という商品から見直すことも、今の呉服店さんに望まれることではないでしょうか。

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