加賀友禅の染め帯「ネコの柄」そして経営者とは・・・

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今日のブログ記事は、このネコの模様です。

貴婦人のような香を放ち、外国生まれのネコみたいで、魅力的だと思いませんか・・・

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加賀友禅の女流作家さんが帯の柄として染めたものなんですよ。

 

驚かれた方も少なくないと思いますが、伝統的な加賀友禅の花鳥風月の模様とはまったく違って、この遊び心が気に入っております。

 

色の使い方も面白いでしょ・・・。

 

 

この染め帯を手描きの小紋に乗せてみました。

 

 

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グリーンの色がとても個性的でネコが浮き上がって見えます。

(仕立てると帯幅は4㎝程狭くなります)

 

好みがハッキリ別れるところでしょうが、なかなかおしゃれです。

 

 

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腹の模様はこんな感じで、片方が座ったネコに背景が銀、もう片方が歩いているネコに背景を金にしております。

(この写真は少し色が沈んでしまいました)

 

気になるお値段ですが、加賀友禅の産地ということもあり、帯芯を入れオーダーメイド仕立てを加えた価格で14万代とリーズナブル。

 

是非、このような帯で着物を楽しんで欲しいと思います。

黒地ですから意外とどのような色合いの着物でも合わせやすいのではないでしょうか・・・。

 

話しは変わりますが県内で名前が通っている「ふとんの石田屋」さんの社長さんと或る仕入れ先で一緒になり、お話をする機会がありましてね~

(互いに面識はありましたが話をするのは初めて)

 

和装業界にはいない異色のカラ―を持ち合わせた方で、雑誌のクロワッサンにも登場したりして、店のブランド力を築き上げた方です。

年は私とよく似ていると思いますが、彼の経営ノウハウの話に驚かされっぱなしで、経営者の器の違いをまざまざと知らされました。

 

同じ人間なのに、それも年も似ているのに、この違いは何だろう~

正直なところ悔しさがありましたが、会社を大きくしたのは、まぎれもなく石田屋さんの力です。

 

本当に素晴らしい方で、「経営者とは・・・」を学習した気がしました。

 

そして、このような機会に出会うと、規模の大きさなどを比較しながら、自分がどの辺にいるかをつい見てしまう自分がいます。

(石田屋さんとは比べ物になりませんが・・・)

 

勝ってる・・・、負けてるなんてね。

 

愚か者ですが、目に見えるもので成長した姿を社会から認めてもらいたいと思うもので、つい無理をしてしまうものです。

たぶん、それが普通の人間なんでしょうね~

 

私も普通の人間。

だから気付かないだけで、大切なものを置き去りにしていることだってあるのではないでしょうか・・・

 

お母さん、果たして自分はどうなんだろう~

 

子供の将来のことを真剣に考えられる心の広さを持った親なのだろうか。

人を労わる心を忘れてはいないだろうか。

 

家族を幸せに出来なければ、お客様に喜びを与えることが出来なければ、仕事をしていることにならない。

 

欲望と背中合わせの関係に、振り返る時間をもらった私でした。

  

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