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文化の秋、この週末はあちこちで秋祭りや文化催事などが企画されているみたいで、会場準備などで忙しくしている風景を目にしました。
私の地域、旧鶴来町も明日から二日間「ほうらい祭り」といって、獅子舞演舞と巨大な造り物が、町を練り歩きますが、今日はその話題ではなく、金沢市がバックアップして加賀友禅の振興を図るための事業「加賀友禅まつり」が明日から始まるという話です。
この事業は「加賀友禅ファンクラブ」の延長線に設けられたもので、石川県和装振興会の会員である着物専門店が中心となって繰り広げる啓蒙活動です。
つまり加賀友禅のファンを県以外に増やす事を目的とした事業で、そのプロデュースと事務方を金沢市と加賀染振興協会が、加賀友禅の営業マン役を石川県和装振興会が受け持つという構図になっていると解釈しています。
和装振興会のメンバーである私の店も、関係者と足並みを揃え金沢市から支給された「加賀友禅まつり」ののぼりを店頭に出してみました。
この事業は10月9日(土)~18日(月)までの期間中に和装振興会メンバーの店で加賀友禅を紹介することを目的としたものです。
金沢市がこの期間を選んだ背景には県内で「ねんりんピック石川2010」と「おしゃれメッセ2010」が開催されることで、金沢市に多くの人が入ってくることをにらみ、加賀友禅をPRできるビジネスチャンスと考えてのことだと思います。
加賀友禅まつりのパンフレットを開くと、和装振興会のメンバーが提供するサービスをスタンプラリーという形で紹介されています。
ここには着物専門店さん19店舗と加賀友禅伝統産業会館の20種類の特典が記載されています。
(当然私の店の情報も載っています。)
記載されている店のスタンプ2個で「加賀友禅あぶらとり化粧紙」が当たるという事業です。
この用紙は金沢市の公共施設、もしくは冒頭ののぼりが出している店に置いてあります。
ショップで買い物がなくてもスタンプを押してくれるので、是非活用してください。
加賀友禅ファンクラブの会員を増やす目的と、加賀友禅の魅力を伝えるという事業が両輪で動きだしましたが、なにせ初めての試みで、皆さんに理解をいただくまでには時間がかかりそうです。
ということで私の解説が足りていないかもしれませんが、継続事業として来年の再来年も啓蒙活動を続けて行くと聞いております。
ところで、加賀友禅まつりに協賛している20店舗の中で、私の店だけが白山市。
他19店舗が金沢市で、おまけに店の加賀友禅まつりは10月22日(金」からの「神無月展」で加賀友禅作家東藤肇さんをお招きしてのイベントです。
私の店だけが場外って感じですが、スタンプラリーは店の催事が終わるまで有効ですので、是非ご利用していただきたいと思っております。
今日は難しい記事を投稿することになりましたが、このような活動をブログを通してお伝えする事も業界人としての大切な役割です。
つまらなかったと思いますが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた明日・・・。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







