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毎日雪一色の中で、春の話題をお届けしたいと思います。
今月は雪に悩まされる日が続いていますが、店では木目込み人形のお雛様が例年以上にお嫁入りが決まり、嬉しく思っています。
(ここにアップした品は、手ごろなちりめん素材のお雛様です)
皆さんもご存知のとうり3月3日が「雛祭り」です。
この日を境に春の訪れを感じたりするものですが、上巳(じょうし)の節句ともいいます。
上巳とは3月最初の巳(み)の日のことで、中国では忌日(いみび)とされ、邪気に見舞われやすいとされた日だそうです。
平安時代には、貴族が自分の災厄を代わりに引き受けさせた紙人形を川に流す「流し雛」が行われました。
それが時代と共に豪華なお雛様を飾ってお祝いするようになり、女の子の健やかな成長を願う行事に発展したみたいです。
その歴史は古代中国で300年頃で、日本には600年頃に伝わったみたいです。
その後700年頃に上巳が変わらないほうがよいということで3月3日に制定されたと手元の本には書いてありました。
こんなにも続いているとは凄い話です。
今では女の子の初節句にお雛様を求めるだけではなく、大人の女性が自分用に求めたり、季節を楽しむための飾り物としも活用されるようになった感じが致します。
それともう一つ、内裏雛(だいりびな)の並べ方ですが、向かって左が「おびな」、右が「ねびな」で一対となりますが、関西では左右逆に置くところもあるようです。
参考にしてください。
雪国の鉛色の空が広がる地域においては、お雛様を飾るだけで心が和むこともあり 喜ばれているのかもしれませんね。
ところで雪日記を付けたらいいくらいに毎日雪が降っています。
秋田県や新潟県のような豪雪が生活を脅かせている訳ではありませんが、日々我慢比べの雪すかしが日課となっています。
そして外を眺めては春を待ち望む私です。
いつまで続くのか判りませんが、経済に及ぼす影響は大きいかもしれませんね。
それではこれで今日を閉じることにします。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






