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雪が降る3月10日、来店されたお客様がおっしゃっていましたが、山側の地域にブルが入ったと言っていました。
それでも暦は天気に関係なく過ぎて行きますが、もう少しで卒業式を迎えられる方も少なくないことでしょう・・・
そして、その先には進学や就職など新しい扉が開く季節でもあります。
当然きもの屋としても、入卒や結婚式などに着物を着られる方へ、「春の装い提案」をしていますが、今日はそれらの中から、髪形を華やかにする「かんざし」を紹介してみたいと思います。
着物を着た場合、アクセサリーらしきものを身に付けられるのは、帯留やかんざしになるのではないでしょうか・・・
だから着物を着た時にはTPOに合わせ、輝きのあるものが欲しくなるのが女心です。
ここにアップしたかんざしは、附下げや訪問着など、フォーマルの装いに合わせるかんざしになります。
若いお母さんの入卒のヘアスタイルに添えてもらえると素敵ではないでしょうか。
こちらのかんざしもフォーマル用になります。
昔から使われている形の物で、結婚式の黒留袖などに使用される方も多くいらっしゃいます。
勿論、附下げや訪問着にも合わせられる訳で、かんざしの定番とも言える品です。
これらのかんざしは、樹脂加工したもので、数千円で手にすることができます。
店ではいろんなデザインの品を揃えていていますが、この場ではフォーマルに合わせるかんざしにこだわり紹介してみました。
言葉が足りないかもしれませんが参考にしてください。
ところで、閉店後は店では着付け教室の日です。
妻の友達が教えに来てくれているのですが、着物初心者に着付けを教える難しさを少し距離を置いて感じています。
と言うのも、ある程度着付けをマスターした生徒が、知り合いの方から卒業式に着る訪問着の着付けを頼まれていて、その着物一式を持って練習に来ていました。
そして、帯結びを始めたところで、袋帯の素材に弾力性がないことからら、帯が締まらなくて、二重太鼓に緩みが出て苦労しているのです。
先生は、その様子を見てコツを教えていましたが、着物や帯の素材や寸法が、着付けの障害となることを知らないで、着物を買っている方が沢山いることをことを、身近なところで気付かされています。
このままでは来週に控えている卒業式の着付けが難しいと判断した先生は、明日も明後日も、練習に来るように話をしていましたが、私の立場から思う事は、着付けが出来ない方の買い物には危険が潜んでいることを知らないで着物を手にしている方が随分いらっしゃることを感じています。
同時に着付けをされる方の苦労も着付けの過程で知らされています。
着物振興の難しさ・・・
考え過ぎかもしれませんが、障害が山積みになっている現実があるようです。
他にも気付いたことがありましたが、他の機会に投稿したいと思います。
遅くなったので、今日はこれで終わらせてもらいます。
それではお休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







