子供浴衣の縫い上げ勉強会と尾口公民館から受けた出張着付け講座のお話

子供浴衣の縫い上げ勉強会

「個店の存在価値って何ですか?」

そんなことを問いかけられたら貴方はどう応えられますか。

人によって考え方の違いがあったとしても、「お客様や地域の人達に役立つ店であること!」と応えるのが一般的かと思っています。

 

例えは、周りに食品スパーがなくて困っていたときに食品スパーができたとしたらて、消費者目線からすれば、喜ばしいことで、食品スパーを出店した側にとっては、地域に役立つ店が作れたとなるのではないでしょうか?しょう。

買い手と売り手の仕組みはここで話をするような簡単な関係性ではいえませんが、店を持つ者としては、どれだけ多くの人に喜んでいただけるかで、店の存在価値が決ると言っても過言ではありません。

 

客数と存在価値は比例するもだと思っていて、客様が多い店は消費者に指示されているお店と言えるのではないでしょうか?

 

そのような視点で経営の在り方を考えたときに、「商品を販売して、利益を出すことが経営である!」ではなくて、「消費者から指示しされる店をどうした作れるのか!」から始まる経営が問われている気がしてなりません。

特に和装業界は昔のままの考え方では、新しいお客様を呼び込むことができなくなっています。

そんな危機感もあって、SNSなどを生かして新しい取り組みを始めていますが、何が正解で何が無駄なのか分からないままコロナ禍を迎えてしまった気がします。

 

その答えを出してくれるのはお客様ではないかと思っていまして、昨年の秋に風呂敷の魅力と活用法を多くに人に知っていただける機会を増やしたいと、「出張風呂敷包み講座」というサービスを始めたのです。

 

10人以上の人を集めていただけたら、お客様の元へ出向いて風呂敷包みの講習会を開くことができるというサービスです。

そのサービスがとても評判が良くて、5月までの半年間で6会場で出張講座を開くこととなり(内1会場がコロナ禍で延期になる)、新しい店作りのスタイルを作り出すことができのではないかと思っています。

 

そのサービスを仕切ってくれているのが、娘と店のスタッフの二人の女性陣で、確か今年の2月頃に出張風呂敷包み講座を取り上げてくださった尾口公民館さんより、今度は出張講座で子供浴衣の縫い上げと浴衣の着付け講座を開いてもらえないかとの相談がありまして、新しいメニューとして採り上てみることとしました。

 

そして今月の末日に依頼先の公民館へ出向いてご要望にお応えする運びとなったのです。

 

風呂敷包みの講座で良い印象を残してきたか、その相談が娘に入って来まして、今回のミッションは娘と着付けを教室の指導に当たってくださっている店のお客様とで向かってもらう段取りとなっています。

 

 

 

尾口公民館で行なう着付け講座
尾口公民館で行なう着付け講座

 

依頼者から、このような内容で進めたいと、配布されるチラシのようなものを一部お持ちのなり、それに合せて段取りを組まなくてはありません。

 

着付けのことは同行してくださる先生がいるので心配していませんが、気になるのは子供浴衣の縫い上げ。

娘がその部門を仕切るとあって責任は重大です。

そこで店の仕立物をしていただいている和裁士さんに店まで来ていただいて、縫い上げの勉強会を設けることに・・・

 

 

 

子供浴衣の縫い上げ勉強会
子供浴衣の縫い上げ勉強会

 

力をお借りしたのは男性の和裁士さんで、着付けの先生にも立ち会っていただいて、腰上げと肩上げのコツを教えていただくことができました。

娘も先生もメモを取りながら詳しく説明を聞いていましたが、このようなサービスの積み重ねが新規のお客様を増やす切っ掛けに繋がるのではないかと考えています。

 

まさにそのことはお客様に指示される店を作っていくことになるのでしょう。

たかが縫い上げですが、この縫い上げの仕方をマスターし、そのサービスを日当たりのいい場所に出していくことで、若いお母さん達の役立つ店へと変わっていけるのではないかと考えています。

 

昨日のブログ記事でシミ抜きやカビ取りの話題を記事にしましたが、私たちの仕事は物の販売だけでなく、もっともっと着物を知らない人達の応援団的な役割を果たして行くことが大切で、身近な存在にならなくては生き残っていけない業種になってしまったとを自覚しないといけません。

 

こんな記事を書いておきながら何が正しいかなんで確信の持てる物は何もなくて、繰り返しになりますが、その答えを持っているのはお客様なんでしょうね~

 

長い記事になってしまってゴメンナサイ。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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