着物としても着れる新作浴衣「長板本染中形」

 今日は気温もグーと上がり、初夏を感じさせる陽気だったかもしれません。

この暑さだと入荷したばかりの浴衣を登場させても、季節の先取りとしておしゃれかも・・・

 

そんなことを考え今シーズンの先発隊は、着物としても着てる上品な浴衣をご紹介したいと思います。

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最初は「長板本染中形」(ながいたほんぞめちゅうがた)といって染めにこだわった浴衣です。

 

難しい漢字が並びましたが、長い板を使い、表と裏を寸分違わず同じ模様を染め付けるという技法で、本藍で染めています。

この技法は江戸時代末期頃より伝わるもので、中形は浴衣の染められることから浴衣の代名詞となっているとのこと。

 

今風に表現するなら「長板本染浴衣」となるのでしょうが、染められる職人さんも少なくなっているみたいで、昔の伝統を守り続けているところに魅力を感じております。

 

 

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百合の柄で藍色しか使っていませんが、模様に立体感があると思いませんか。

(裏側も同じ染め上がりになっています)

 

とても上品な着物ではないでしょうか・・・

 

ここでは八寸名古屋帯(夏帯)の白地の絣柄を合わせましたが、このような合わせ方をすれば浴衣ではなくなります。

 

綿素材でもあり、単衣時期から真夏にかけて普段着の着物として活用されることをお薦めしたいな~

そして夏祭りや花火大会などには、半幅帯で浴衣として着てもらえるという一石二鳥とも言える浴衣です。

 

制作は東京竺仙さんで、他にもいろいろと新作の浴衣が染め上がってきていて、来る22日からの「卯月展」に発表したいと考えています。

 

 

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次にアップしたのは綿麻の素材に絞りを加えた着物です。

 

この着物もなかなかおしゃれでしょ・・・

 麻素材の染め帯を合わせてみました。

 

 

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 絞りを加えた後がお判りいただけると思いますが、この種の着物は単衣時期からお召しになれます。

 

帯も素敵でしょ・・・。

これから夏に向けて汗ばむ陽気が訪れますが、6月からの装いとして提案したいと考えています。

 

ここにご紹介した着物は6万円代の品になります。

どうか参考にしてください。

 

 

 

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閉店後、遅くからお客様があって疲れました。

他に書きたいこがありましたが、今日はこれにて終わりたいと思います。

 

それではお休みなさい。