オリンピック開催地でもある東京で新型コロナ感染者が増えていて、オリンピック開催を素直に喜べない状況下にあります。
リバウンドの兆候が見られるとの見解ですが、ワクチン接種で改善が見られる中で再び経済活動にブレーキがかかるのではないでしょうか?
オリンピックは特別なイベントかもしれませんが、これ以上国民に負担をかけるのはどうかと思ってしまいます。
せめて人流を防ぐ意味でも無観客開催の選択肢があってもいいのではないのでしょうか?
考えさせられています。
長引くコロナ禍は和装業界に大きな影を落としていまして、多くの関係者が経営改善が図れない苦しみを味わっています。
それが私たちの業界だけではないように思えます。
私たちの生活の安全安心は何処へ行ってしまったのでしょう。
この国民の苦しみを政府は分かっているのでしょうか?
オリンピック開催がコロナ感染者を増やす切っ掛けになったとしたら、政府の判断を許すことはできない国民は少なくないでしょう。
国民の痛みを互いに合えるオリンピックであるべきで、再び国民生活にパワーが戻る開催になることを切に願う私です。
私たちの仕事はコロナ禍で国民の生活に入り込めなくなっていて、ほんの一握りのきもの愛好家に向けての店作りに絞られていると言えるでしょう。
そこで考えたいことは、揺るがぬきもの専門店であることをお客様の意識に植え付ける「意識の貯金」が、安心できる生活が戻ったときに、大きな財産として生かされるときが必ず来ると考えています。
なのでコロナ禍に呑み込まれてはならないのです。
どうしたら一握りの愛好家の心を動かすことができるのか。
一心に考えて店作りをすることが、お客様への「意識の貯金」に繋がるのではないでしょうか?
そして、その願いが届くと信じることが大切です。
そこで今日もお洒落な夏のきものコーディネートをお届けしたいと思っています。
こちらのコーディネートは近江ちぢみの鰹縞を絹芭蕉布でコーディネートしたものです。
合わせた帯の柄は藍色で染めた雪の結晶柄になります。
盛夏時期の藍色って見た目の涼しさがあり、藍色繋がりでお洒落な組み合わせてだと思いませんか?
夏に雪の結晶柄を使われるようになったのはごく最近のことで、くみ取った水に氷を入れて飲むという夏場の生活に似たところがあり、その関係性をきものの装いに生かしたコーディネートです。
そのように考えると、お洒落な夏の装いであることがご理解いただけるのではないでしょうか?
後は涼しげに着こなしていただけたら、きもの愛好家の出で立ちになることでしょう。
大げさな表現をしましたが参考になれば幸いです。
そんな私の思いをウインドーで形にしてみました。
そこには「天まで届けこの気持ち!」が詰められていて、しばらくの間、行き交う人々にアピールできれなと思っています。
儚い願いかもしれないが、その一つ一つが「意識の貯金」に結びつくものだと私は考えています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。