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昨日から雨が降り続き、肌寒い一日になりました。
郊外の田舎町にポツリと店舗を構える私の店は、天気の変化に左右されがちで、少ない来客に嘆いているところです。
毎日コツコツ商いを積み重なる難しさ・・・
これが現実なのかもしれないが、何か打開策を見つけ出したいものです。
今日は着物の面白さが解る街着スタイルをコーディネートしてみました。
カッコつけた言い方をしていますが、単純におしゃれを楽しむ着こなし方を紹介してみます。
何度かブログに登場しているワンちゃんの染め帯。
その帯を幾何学模様の小紋に合わせると、メッチャ、カジュアルの装いになります。
遊びに出掛ける時の着物って感じでしょ・・・
それに可愛さもあって、街を歩いていたら注目されるでしょうね~
おしゃれをすることって、結局は周りの人達に注目されたいという心を形にしたものではないかな~
それは着物の装いであっても同じ事。
どうか上品さをベースに大人のおしゃれを考えてみてください。
こちらのコーディネートは、先の合わせ方と比較すると、格が上のような装いになって見えますが、帯を染め帯にしたことで装いに柔らかさが増し、カジュアル派へと変身したりするものです。
柄になっている千鳥がみんな上に向かっている着物で、業界用語で「小紋附下げ」という呼び方をします。
捉え方が難しくなりますが、小紋と附下げの間に属する珍しい着物といえるでしょう・・・。
着物の色や柄から、限りなく小紋に近いと考え塩瀬の染め帯を合わせましたが、ここにお洒落袋帯を合わせると装いの格は上がります。
話が難しくなりましたが、この装いもなかなか素敵だと思いアップしてみました。
そして、今日は暖房は欲しくなる日でしたが、本日の浴衣ということで加賀小紋の第一人者でもある坂口幸市さんが手がけた「加賀染浴衣」をコーディネートしてみました。
着物にはピンク紫の色が入っていて、こうして夏の麻帯を合わせると夏着物の装いになります。
帯の柄がとても目を引き、おしゃれ感を引き出してくれているのではないでしょうか。
浴衣の素材は綿麻の天然素材で、お値段が反物で3万円代というリーズナブルなところも大きなポイントです。
他にも違った模様の「加賀染浴衣」が入荷していますが、これからおいおいに紹介出来ればと考えているところです。
私はおしゃれな着物や帯、そてに癒しの世界に引き込むような和のインテリアが大好きでしてね~
毎日それらの商品と戯れております。
しかし好きなことが必ずしも経営に繋がるものでないところが仕事の難しさです。
知恵を使って努力することを忘れず、そして、どんな時も夢を持ち続けることが、どんなに大切なことか・・・。
私の人生は根気との勝負と言えるかもしれません。
「いつかきっと・・・」、自分との合言葉を胸に秘め明日も頑張りたいと思います。
それでは皆さんお休みなさい。