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今日で11月も半分が過ぎてしまいしたが、いっこうに明るい兆しが見えてきません。
来店客も着物相談も昨年と比較すると少なく、着物が生活から遠のいている現実を知らされています。
着物を手にするということは、心にゆとりがないと関わり合いを持つことができません。
その意味では、国民全員が気ぜわしい生活を送っているのかもしれませんね。
毎朝、NHKの連続ドラマ「カーネーション」を見ながら、着物から洋服に変わろうとしている時代の中で、ほとんどの人が着物ぜ過ごしている姿を見て羨ましく思うこの頃です。
さて、口説いていても何も変わりません。
今日はこの時期にピッタリな遊び心のある帯を紹介したいと思います。
士乎路(しおじ)紬の着物にコーディネートしてみたのでご覧ください。
そのコーディネートがこちらです。
なんと、可愛い「雪だるま」の細帯で雪まで降っています。
ベースの色は墨色で、明るい着物に合わせると帯が映えることでしょう・・・。
紅葉が終わりかけた今頃から、クリスマス、お正月、そして節分の時期に至るまで冬を演出してくれる帯として活躍してくれるのでは・・・
それに、反対側の模様が「雪の結晶」とは、喜びも2倍になりませんか。
ダークな色合いの着物に合わせると素敵なコーディネートになることでしょう・・・。
着物と帯の合わせ方には同系の色で合わせる方法もありますが、この帯の場合は、帯が主役という位置付けでコーディネートしてみたくなる冬バージョンの帯です。
細帯(半幅帯)だと、帯締め帯揚げがいらない分、気軽にお締めいただけるのではないでしょうか。
おしゃれな貴女、冬用の帯として手にしてみてもよろしいのでは・・・
話しが変わりますが、私の仕事はどちらかというと女性を相手に接客する仕事です。
だから、いろんな話しをしれがら、相手の心に近づくことが大切になる訳ですが、不器用な私は女性社会の些細な気配りが不足していましてね~。
いろんな場面で「お母さんだったらどうするだろう・・・」そんなことを問いかけることが多くなりました。
今日も或る方のお見舞いに行って来たのですが、こんな時もお母さんだったら何を持って行くのだろう~
他にも、お客様からお借りしたものがありまして、それをお返しに伺う際に 手ぶらという訳にはまいりません。
さて、どうしょう・・・
こんな感じで気使いを忘れないように、女性社会と交わる努力をしてますが、時々ピントがずれている事に気づかされ落ち込むことがあります。
毎日神経をすり減らながら周りを眺める自分。
ここにもセンスがあるみたいで、苦労させられています。
今日もストレスが溜まる日でした。
この時間を境に、仕事から離れ何も考えない自分でいたいと思います。
それでは皆さん・・・お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま








コメント
雪だるまの帯、とても可愛いですね!こういう柄をはじめて見ました。
なかなか石川県には行かれませんが、ブログ応援しています。頑張ってください。