夜明けの意味を持つ「東雲」(しののめ)・そして月命日

 昨日がとても温かかっただけに、降る続ける雨と肌寒さに動きを止められた感じがします。

そして今日は3月最後の日です。

 

つい先ほどまで決算を迎える仕入れ先の担当者が来ていて、厳しい一年であったことを呟いていました。

 

みんな一生懸命仕事と向き合っていても、結果がすべてなんて、なんだか虚しくなりますよね~

 

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「日本の美人語」という本に「東雲」(しののめ)という一説が書いてあったので紹介してみます。

 

 日本の夜明けの表情は、とても豊かです。

まず、暁(あかつき)。昔は、夜明け直前の、まだ暗いころのことをいいました。

そして、東雲。東の空に、明るさがわずかに動くころですね。

しだいに明けてゆく空は曙(あけぼの)

やがて、ほのかに明るくなった空を朝ぼらけ。

朝(あした)で、すっかり夜が明けます。

 

 突然、災害や災難に襲われることがあるかもしれません。

真っ暗な闇の中に、突き落とされるような思いをすることがあるかもしれません。

 

でも信じてください。

きっと、東雲の光が差し込む日が来ます。

いつまでこの闇が続くのかと思ってしまうかもしれませんが、必ず、夜明けは来るものです。

 

置かれている立場や環境によって、いろんな見方ができると思いますが、信じることで救われることってたくさんあります。

自然の営みも、その一つ。

その営みを見て、前を向けたなら幸せ者ではないでしょうか。

 

31日は妻の月命日。

私の都合でお墓参りができませんでしたが、それだけ時間が過ぎようとも、お母さんと関わった歳月を忘れることができません。

 

4月2日は小学校の入学式。

着物をお召しになられるお母さんの相談を受けながら、妻の姿を思い出します。

 

3人の子供たちも妻が寄り添い式典に望みましたが、店の広告塔として着こなしには、人一倍気を使っていた姿が目に浮かびます。

当時も経営が順調だとは言えず、充分なことが出来ませんでしたが、持ち前の笑顔は周りの人たちを明るくさせるものでした。

 

細かなところにも気配りができて、店の看板女将でもあり、子供たちの母親でもあった妻。

昔に戻れるものであれば、お母さんの笑顔をもう一度見てみたい。

そして「ありがとう」を伝えたい。

 

今、お母さんは私の知らない世界で何をしているのでしょう。

きっと「お父さん、しっかりしてや・・・」と、口元に手のひらを広げるようにして呼びかけているのではないでしょうか。

 

明日、会いに行きますから・・・。

 

明日は日曜日で、京都主張は月曜日になります。

ご遠方からお客様がお越しになられる予定なので、午後から店を開ける予定でいます。

 

それでは、今日はこの辺で終わりにします。

お休みなさい。

  

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