単衣用の着物「鳥獣戯画の附け下げ」そして銀座での展示会のお誘い

 店のスタップがお休みするとのことで、京都泊を断念し夜遅く戻ってまいりました。

なので今日は私一人。

 

 

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娘の結婚式の余韻を残しながら、足元を見れば溜まった仕事が山積み。

 

気持ちを切り替えコツコツ残務整理をこなしていましたが、これまで張り詰めていた緊張が一気に切れたのか効率が上がりません。

それどころか、身体は重く腰のだるさのあり、考えることをしたくありません。

 

再び盛り返した残暑で来客も少なく、静かな時間は仕事とは逆方向へ向かわせます。

横になりたい、横になって深い眠りに入りたい。

 

仕事に集中出来なくて、無駄に時間を使っていた私でした。

 

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では、今日の投稿です。

 

着物のTPOでは、この時期から去り行く夏の装いから離れ、秋の単衣物に変わり始めます。

 

連日夏日が続くこともあって単衣物に移れないのが本音ですが、ちょうど単衣物の附け下げが入荷したもので、その商品を紹介してみます。

 

 

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模様は「鳥獣戯画」(ちょうじゅうぎが)というもので、京都の高山寺に伝わる国宝「鳥獣人物戯画」の絵巻物が着物柄となったものです。

 

時代は平安時代から鎌倉時代にかけて描かれたもので、奇妙な兎や蛙、猿などを擬人化したもので、着物業界では古典柄として染め帯や長襦袢などに描かれることの多い紋様です。

 

ここでの品は附け下げで、素材は糸に撚りが入ったシャリ感のある単衣物素材に、オフホワイト系の地色に線描きで描かれています。

 

マニアの方なら、この模様をご存知だと思いますが、見慣れない方には掛け軸になって見えるかもしれませんね。

実にクラッシックな模様です。

 

 

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模様を合わせるとこのような感じになります。

 

左側に多く描かれている箇所が膝の個所で、業界用語でその位置を上前(うわまえ)と呼んでいます。

 

味のある着物でしょ・・・。

墨色の袋帯などを合わせると素敵な感じのまとまるのではないかな~

 

9月30日は仲秋の名月です。

お月見茶会なども開かれるかと思いますが、そのような席にお召しになるとおしゃれでしょうね~

 

どうか参考にしてください。

 

今日はサウナにでも行ってゆっくり身体を休めたいと思います。

そして、この先の秋をイメージして、次の一手を考えてみたい、そんな心境でいます。

 

昨日の仕入れ先の話しによれば、京都に入る人が少なかったみたいで、夏の暑さが秋のスタートを鈍らせているかのような話しぶりでした。

 

このスタートが勝負時。

先が見えないことを周りの環境にしてしまいがちですが、多くを望まず好きなことをしてみるのも、前に出る突破口になるかもしれません。

 

自分を信じて、着物愛好家に楽しんで頂ける環境を整えたいですね。

 

ところで、週末は銀座での展示会です。

9月8日(土)・9日(日)の二日間、銀座3丁目9-11 紙パルプ会館2階・銀座フェニックスホール「ひしの美会」にいますので、着物に興味のある方は是非覗いてみてください。

着物のお直しなども相談に乗りますよ・・・

 

簡単ですがブログをご覧の方に案内させていただきます。

 

早い投稿になりますが、これで仕事時間を終わることにします。

 

時間が早いですが、

お休みなさい。

 

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