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音もたてずシンシント雪が降り続けます。
朝一番の仕事は雪よけから始まり、雪が振ったり止んだりの一日になりました。
そして初売りは波乱の幕開けで、掲げた今年の目標は、いとも簡単に砕け散ることとなりました。
これが現実です。
その象徴的な出来事が起きました。
午後3時半を過ぎた頃の出来事です。
店内のブレーカーが落ちて店は闇の中、かすかに出入り口やウインドーからの明かりはありましたが、店の機能はシャットアウト。
漏電だと思われますが、大元のブレーカーを上げても電気が来ません。
メチャクチャ焦りましたね~
この状態では明日も営業できないかもしれない。
不安は悪い方へと走り出します。
頼みの綱は北陸電力に電話を入れるしかないことが判り、「SOS」
すぐにサービスのものが駆け付けるとのことで、、ひとまずは安心したものの、、「どうして初売りの今日なんだ!!!」と情けなくて仕方ありませんでした。
その間一時間半近く、焦る心を抑え携帯を電話を片手に電力会社のサービスを今か今かと出入り口で待つ自分。
そこへ一台の乗用車が店の前に留まりました。
あきらかに電力会社のサービスの車ではありません。
恥ずかしい気持ちを抑え入口を開けると、車中から女性の声が・・・
「今日はお休みですか・・・?」
常連客とは違うお客様でした。
取りあえず店先に呼び入れ、事情を説明してお帰りいただくことにしましたが、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それからしばらくして、電力会社のサービス員が来て漏電であるこおが判明し、その個所を確かめ、最悪の事態を回避することができた出来事でしたが、期待の心は暗闇と共にしぼんだままで膨らむことがありませんでした。
こうして新しい扉が開きました。
扉の先には何も書かれていない白いキャンパスと、その先に毛細血管のように広がる無数の道。
キャンパスを手に踏み出した道には地雷があったのかもしれません。
大怪我しなかったことにツキがあると考え、もう一度チャレンジです。
そして、手にしたキャンパスには、ネットからの出会いから生まれた別の話題が書き記されました。
とてもホットする幸せ家族の成人式の話題です。
「これでいい・・・」
そのようなことを呟きながら、一日を振り返っているところです。
所詮どの道を選んでも泣きたくなる出来事がなくなる訳でもなく、見えない敵と戦う覚悟がいることを教えられたような気はします。
強さと優しさの目を持って見つけ出せる、宝探しの一年が動き始めました。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。