着物専門店さんが進むべき道

 曇り空ながら寒い一日ではなかったでしょうか・・・

今年は積雪の少ない冬だが、寒さがとても厳しい気がします。

予報ではここしばらく雪だるまマークも出ていて、もうしばらく我慢かな~

 

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阿部総理の元、「アベノミクス」効果が現れているとメディアが騒ぎ、日本経済が上向いているとか・・・

実感として、何も感じることがないだけに取り残されている気がしますが、この先の和装業界のことを考えると、経済の動きの中に、私たちの和装業界が入って行けるのかとても心配でなりません。

 

というのは、新しい試みの中で人が動く訳で、「棚ぼた」を待っていても何も変わらないのではないでしょうか?

ましてや消費税が上がるとしたら、若干の駆け込み需要があっても、市場が広がると考えにくい状況に置かれています。

 

少なくとも現状はそんな感じです。

 

その意味では着物の話題性が求められるかと思いますが、何をどうしたらいいのか判らないのが、私たちの着物業界かもしれません。

 

現在のきものファンの動向を見ていると、大きく二つに分かれている気がします。

 

一つはアンティークや古着市場に走る層で、ショップが増えていることをみると、私の想像ですが、その市場は伸びているのではないでしょうか。

 

ここには、価格がリーズナブルに加え、手軽に手に出来る環境が整ったことが考えられます。

 

その一方で、新しく調達する層です。

特に専門店さんと関わりが深い訳ですが、仕入れ先の話を聞いていると、来客の減少に頭を痛めている先が多いとのことです。

 

ここに「なぞ解き」があるのでしょう・・・

 

これまで着物が必要だと薦められていた層は着物から離れる傾向になり、着物は一部の方々の趣味の領域に入ったと考えられます。

その趣味の世界は、個人の収入と大きく関係していて、着物ファンは、アンティークな着物を扱う店と、こだわりのある専門店さんとに別れ、さらに、店を選ぶ時代に入ったのではないでしょうか?

 

この流れは、情報を探せるネット社会が加速させています。

 

そこで専門店さんが考えるべきことは、店のこだわりが何であるかを商圏を広げ情報を外に出すことと、新しいメニューを常に考え、実行することだと思います。

 

気の遠くなる話しですが、これらのことを続けていくことで、新しい出会いが必ず待っています。

そこにビジネスチャンスが生まれるのではないでしょうか・・・

 

商圏を広げることも、新しいメニューを考えることも、一筋縄ではできないことですが、ここに店の存在価値を見つけ出すことで、未来が決まるのかもしれません。

 

 

迷いを掻き消す意味でも、信じるものを見つけ出したいと苦しむ自分がいるようです。

 

今日はこれにて・・・

お休みなさい。

  

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