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成人式が近くなると、重ね衿や帯〆帯揚げなど、振袖着用に必要な和装小物相談をいただくことが増えてまいりますが、これから紹介するちりめんショールもその一つです。
特に関東や西日本地区からのご相談をいただくことがありますが、その方々のご不満を聞かせていただくと、どこのお店もファーのショールばかりで、違い品を探してみても見当たらないことを話されています。
ご準備された振袖にこだわりを持っていらっしゃるからでしょうが、遠く離れた店にご相談いただけることを幸せに思うしだいです。
そのちりめんショールとは刺繍入りの楕円形になった形のリバーシブルで素材はシルク。
まことに贅沢な品で絞り染めや古典柄に映えるんですね～
ここに紹介させていただくのは、ピンクとクリームリバーシブルショールで、帯の掛かる部分が長いので、代わり結びした帯を優しく包みこんでくれます。
刺繍が入ることで振袖に力負けすることもなく、清楚な女性へと導いてくれることでしょう・・・
片面に梅を１２個、両面で２４個の刺繍を入れ、華やかさを出した商品です。
色の使い方が柔らかいので、訪問着や附け下げなどにも合わせていただけるのではないでしょうか？
お客様には雨や汚れから本体を守るパールトン加工をお勧めしていて、手にした方のはとても喜んでいただいてます。
このような商品も市場には存在していることを伝えたくて、ここに紹介させていただきました。
どうか参考にしてください。
次に紹介するのは現在開催中の 古布を使った木目込み雛人形です。
それも、少し個性的なお人形です。
夢絵巻という名の品で、男性が立ち雛で女性が座り雛です。
決まり切った構図でないところがマニア向けに人気を集めているそうで、私自身も古布の使い方が面白いと思います。
画像を大きくしてみました。
共に紫をベースに生地を揃えていて、女雛にピンクや赤の色が使われていたいところに興味をひかれています。
まさに自分用のお雛様で、個性的な人形と言えるでしょう～
大きさは女雛が巾１６×奥１４×高さ９㎝、台は巾３４×奥２８㎝です。
人の出入りある玄関などの飾ると目を引くでしょうね～
お値段は６８,２５０円の品になります。
今日も青空が広がる気持ちのいい日で来客の多い一日でした。
賑わいを見せた店内で、お客様の笑顔に心が緩んでいましたが、明日から再び気温が低くなるようで客足を心配しております。
世の中に、また、この地域に、古布の木目込み雛人形を見たことがない人が多くいらっしゃると思います。
また、手にしてみたいと思っている方が存在しているかと思うとＰＲが足りていません。
限られたお客様にしかご案内ができていない不満が付いて回りますが、これも一つのご縁かと思うと妙に納得させられます。
急いでも販路を広げられないとしたら、出会いがあったお客様を大切にすることが、次のステップにつながると信じたいです。
亀のごとく辛抱強く、そして、感謝を忘れないようにして関わりを持たないといけません。
とにかく私の仕事は少数派の趣味の世界の中で存在しているのだから、そのことに徹した品揃えで望むことが小さな店の生きる道かも・・・
そのようなことを言い聞かせながらも、自分の物差しを大事にしたいです。
それではまた明日お会い致しましょう。
お休みなさい。
