和装小物にも価値を生み出す提案をしたい

 県外からご相談をいただいている振袖の見立てが一つ一つ物事が決まり、残すは和装小物だけとなりました。
ここに至るまで私を信頼してくださったことをとても光栄に思っています。
パソコンの画像と電話で一つづつ相談をしながら、トータルコーディネートをさせていただいたのですが、頭の先から足袋や肌着、腰紐に至るまでお見立てをさせていただいたのはしたのは初めてのことで、約50日近く時間を要しました。
ネット社会が拡大する中で、新しい発見と学びを経験するだけではなく、専門職としての仕事の意味を教えていただいた気がします。
 
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そして、ここに和装小物の画像をアップさせていただきます。
ご相談者とは腰紐の点数など、細かな打ち合わせをしているところですが、ここにも少し店のこだわりがあります。

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帯板と帯枕をドット柄の模様で、モスの腰紐を鈴柄の刺繍が入った品を提案したいと考えています。
そして、ご本人の和装小物が管理しやすいように、化繊のちりめん地で作られた箱を用意し、ここに収納してもらえれば、ご使用後も使いやすいのではなかと思います。
お値段は税込む6千円近くするこので、大きさは50×34㎝・高さは10.5㎝で赤と黒のいずれかを選択していただくことができます。
この先はお電話で話を進めたいと考えていますが、見えないところにも気を配ると気持ちがいいかと思ってここに提案するものです。
今回の見立てを通して娘さんとどれだけお話しをしたことでしょう。
私が提案する商品を目の前で見れないこともあるかと思いますが、お母さんとも相談されて一つづつ決められていく姿に温かな家族関係が視えてきます。
そのような関係を生み出す力が着物にはあるのに、最近はめっきり少なくなってしまって・・・
そればかりか、「着物なんかいつ着るの!」なんていられた時には悲しくなりますが、それも考え方の一つだとしたら、着てみたくなる魅力的な着物を提案しないといけないのかもしれません。
価格訴求の商品ばかりを追いかけないで、心が豊かになる商品をもっと市場に送り出し、きもの愛好家に応えられる環境を用意しないといけないのかもしれませんね。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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