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今朝は伸び始めた庭の草むしりから一日が始まりました。
洗濯物を干すたびに好き勝手に草が伸びていて、気に掛けていましたが、いつでもできると思っている間に、うっそうとしはじめましてね~
お天気も良かったし、仕事も一区切りついたもので、重い腰を上げて視界に入る庭を綺麗にしました。
他にも刈らなくてはならない箇所がありますが、取りあえずは、清々しい朝を迎えられそうです。
それでは今日の投稿です。
今年の新作の浴衣が入荷していて、売り場に並べ始めたところですが、その中から加賀染の浴衣を紹介したいと思います。
こちらの映像が、石川県で染められた「加賀染・古代型夏衣」という商品で、分かりやすく加賀染浴衣と呼んでいるものです。
この商品は加賀小紋を染められている、坂口幸市とその息子さんが 手がけられた木綿の着物で、わずかしか市場に出ない夏物の着物なんですね~
夏衣と名付けられたのには意味があって、帯の合わせ方で浴衣にもなる着物で、綿絽の素材で染められています。
まずは、コーディネートしたものをご覧ください。
浴衣として着る時には、このようにして浴衣帯を合わせてみてください。
木綿の浴衣とは言え、柄が小紋柄なもので、絹か麻素材の帯で組み合わせた方が上品にまとまるように思います。
映像の帯は、本筑の羅(ら)織りになった通気性のあるシルク素材ですが、コーディネートを見ると、一般的な浴衣とは趣きが違うでしょ・・・
大人の浴衣って感じですよね~
そして、帯を変えれ麻素材の名古屋帯で夏小紋の装いに変えてみました。
高級感が増して見えるかと思いますが、「これが綿の着物なの・・・?」、そんな印象を持たれていのではないでしょうか?
これは坂口さんが加賀小紋を染める型紙で染めているからで、絹が綿絽に変わっただけのものです。
私の知る限りでは、ワンシーズンに数十点しか染めていないのではないかな~
なので、地元の専門店さんでも取り扱い店が少ないかと思います。
今年も10柄程揃えましたが、すでに数点お嫁入りが決まり、話題を集めている商品です。
気になるのはお値段ですが、オーダーメイドのお仕立てを加えると税込52,000近くするものです。
市場に少ない加賀染浴衣だけに、夏小紋なのか、浴衣なのか、人によって捉え方が変わってくるかと思いますが、いずれにしても、帯の合わせ方で用途が変わる着物です。
その意味で「夏衣」と名付けられたのだと思います。
どうか参考にしてください。
浴衣を店内に陳列したことで、一機に品揃えの年齢層が若くなりました。
浴衣商戦に向けて、スタートダッシュができるように準備を進めているところですが、いつもの年よりも浴衣を見に来る人が早い感じがします。
この夏、浴衣を新しく新調してみたいと思っている方は、一日でも早い方が素敵な柄を選べるかと思っているので、急いでみてもよろしいのでは・・・
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。