竺仙さんの松煙(しょうえん)染め浴衣と清潔な香りが溢れる綿絽の萩柄をコーディネート

 石川県の気温は28℃あったようですが、体が暑さになれていないこともありバテました。
まだ5月というのにどうなっているのでしょうか?
6月・7月に、想像を超えた異常事態ともいえる反動が起きるのではないかと考えていますが、自然の力に私たちは手も足も出ません。
受け入れて快適な生活を探らなくてはいけないのかもしれませんね。
それでは投稿です。
5月いっぴから始めた浴衣コーディネートの提案ですが、本格的に動いているとは言いにくいところがあります。
ここの所の暑さで、浴衣への意識も高まったのではないでしょうか?
そこで今日は素敵な浴衣コーディネートを紹介したいと思います。
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清潔感が溢れる可愛い浴衣でしょ・・・
白地に萩柄になりますが、こんなにも沢山の柄を入れているのにスッキリして見えるのは、単調な模様だからかもしれません。
山吹色とグリーンの色の濃淡が白地に浮かびあがり、品の良さが伺えます。
博多織の紗織単衣帯で、黄色がとっても映えるでしょ・・・

浴衣帯は無難なとことでグリーンの色かもしれませんが、浴衣地に沢山グリーンが使われているだけに、帯までグリーンを持ってくると面白味がありません。
私としては若さを出したくて、博多織の紗織単衣帯の中から濁りにない黄色を合わせてみました。
浴衣との色合いのバランスも取れていて可愛いでしょう。
コーディネートがとてもあかぬけしていて、大人の魅力を感じています。
こちらの浴衣生地は綿絽といって、通気性の良い織り方をした綿100%の素材に染めた品です。
メーカーのロングヒット柄で値段は税込32,400円の品となります。
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次に登場したのは竺仙さんのオリジナルブランドでもある松煙染(しょうえんぞめ)の浴衣生地です。
樹脂分の多い松の根をいぶしたすすを松煙(しょうえん)といいます。この松煙をにかわで練り、豆汁に溶かして染めたものが松煙染だそうです。
見てのとうり渋みが特徴で、着物を熟知した大人の味に魅かれるものがある浴衣です。
帯は単衣博多織の紫の縞柄が入った帯を向かわせてみました。
とても個性的な着こなしとなりますが、味があって魅力を感じています。
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この松煙染めは単衣の着物としても着れるもので、こうして麻の染め帯をあわせると、ワンランク上の着物に変身します。
これも松煙染めの持ち味でおしゃれを楽しんでいただけることでしょう。
お値段は税込価格69,120円の品となります。
対照的な浴衣を紹介させていただきましたが、私のこだわりは着心地と浴衣であっても品の良さとを失わないコーディネートに気を配っています。
どちらも着る人の体系を採寸してからお仕立てを加えるオーダーメイド仕立で、浴衣の品揃えは反物で紹介することを基本としていて、お嫁入りが決まると一つづつ浴衣が消えていきます。
6月は浴衣の重要期だと睨んでいるので、興味をお持ちの方は早めに準備をお済ませください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

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