仕事は人生勉強の教室なのかもしれませんね

 この時期は浴衣が旬の商材とあったて、店には多くの新規客が訪れてくださいます。
覗いた目的をはっきり言われる方もいれば、店の品揃えに興味を魅かれて訪ねる人もいて、ご挨拶の後に掛ける言葉に気を遣うものです。
接客業であれば、当たり前のことではありますが、会話のキャッチボールからお客様が何を望んでいるかを読み取らなくてはなりません。
それも柔らかなムードの中で・・・
ここに目に見えないエネルギーを最大限に使っている訳ですが、会話から要求されているものが判れば、そこからは、さりげなくスムーズに事を運ばなくてはなりません。
それは常連さんであっても同じことが言えます。
さまざまなケースがありますが、要するに、気持ちのいい関係を築くためにも無理があってはならないし、気持ちよくお帰りいただくことを大切にしております。

ここまでの話は物の販売やサービスを提供する側の目線で書いていますが、お客様の目線からすれば、来店した時の印象や会話、時には、見立て方の一つ一つを脳に印刷しています。
つまりお客様から採点されている訳で、その採点が店の明暗を分けるだけに、コンセルジュ的な心構えが求められるのではないでしょうか?
そして印象が良ければリピーターになる可能性も広がるし、口コミも良い方向へと向かのではないでしょうか?
だから結果を急いではならないのです。
なので、会期中は普段の何倍もの気を遣いますし、店を閉まると、その反動で「何もしたくない病」が一気に吹き上がるんですね~
目の前のスパーまで買い物に出るのも面倒で、このブログ記事を書くことも苦痛に思えてなりません。
そればかりか、大の字になって畳の上で眠ってしまうこともしばしばありますが、ここからが一日をやりとげる粘りの時間帯へと入るんですね~
とにかく、私はこの仕事と終わりのない真剣勝負をしています。
結果をとやかく言う人もいますし、私の店に不満を覚える人もいるでしょうが、一人でも多くの人に愛される店になるためにも、謙虚な気持ちを失わずにお客様と向き合って行きたいと思っています。
言葉を言い換えるなら、仕事は人生勉強の教室なのかもしれませんね。
それではこれで閉店とさせていただきます。
お休みなさい。

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