気の長い商売の極意と染色アーティスト「藤直晴」さんの個店を開催することが決まりました

 今日も静かな一日でした。
私は店の情報紙「あ・うん」を持ってお得意先のご自宅にポスティング。
平日とあって留守宅も多く、お目にかかれないことが多いですが、出逢いがあったことを感謝しつつも、月に配る件数は300~400件に上ります。
配りながら、「私の店を忘れないでいてください!!!」と、願いつつお届けしていますが、店作りに置いて忘れてはならない行為だと考えております。
特に家業店の場合は販促を頻繁に打つことが難しく、ましてや着物になると次のご来店がいつになるのかが計れないところがあります。
となれば何一つ、お客様に近づくことがなければ、店の存在を忘れてしまうこともありがちではなでしょうか?
昔はひつこいセールスも商売のありかたとされていた時代もありましたが、私としては静かに待つという考え方で情報紙の配布はその考え方に基ずくものです。
気の遠くなるファン作りながら、お客様の玄関に立つと出逢いをいただいた時のシーンを思い出すことが少なくありません。
「あの時のお買い物は嬉しかったな~」とか、「嫁がれたお嬢様は幸せにお暮らしだろうか?」とか、「求めていただいた着物を活用していただいてるのだろうか?」など、思い返すことはさまざまですが、店との出逢いを忘れないでいて欲しいと思いながら車を走らせています。
そうした中で、何年か振りのご来店があったときは嬉しさも倍増するものです。
その喜びがあるから、毎月数百件のお客様に情報紙を届けられるのだと思います。
S__32768004.jpg
まさにこの言葉、「出逢いに感謝 おかげさまで」に凝縮されているところがあります。
ここに商売の根源があると考えていますが、ここにこの画像を持ち出したのは もう一つ訳があります。
こちらの絵と言葉は、「藤 直晴」さんという方が描かれた作品で、染色アーティストとして活躍されている人です。
さかのぼること、ふた月近く前に京都の仕入れだで藤さんの作品を目にしましてね~
力強い富士山と静かな表情をしたお地蔵さんの絵に前向きな言葉が入っている作品がとても印象的でした。
その時に、店で個展ができないものかと相談を持ち掛けると、感触のいい返事をいただきましてね~
その場で、幾つかの作品を選んできた訳ですが、翌月の9月に当店にて藤さんの個店を開く運びとなったもので画像をアップさせていただいた次第です。

期日は9月11日(金)~17日(木)までの一週間と決定致しました。
全て額に入ったもので、大きさは27,5×22㎝と、38×23cmの2種類が基本ベースとなるものですが、価格がとてもリーズナブル点にも惹かれたところがありましてね~
どれもが手描きなのに、6千円と8千円でお渡しできるお値段なんですね。
問題は、これから販促物を用意しないといけないことで、時間も少ないことからこの場を借りで呟いてみることにしました。
おそらく30点近く紹介できるかと考えております。
季節の変わり目で、お部屋の模様替えをする時期でもあるかと思われますが、目の届くところに藤さん作品を掛けて、パワーをいただいてもよろしいのではないでしょうか?
また、贈り物にされても喜ばれるのではないかと思います。
会期前に、もう少し具体的な情報を流してみたいと考えておりますが、興味をお持ちの方はカレンダーに印を入れていただけたら嬉しく思うところです。
どうか楽しみにしていてください。
utukusiikimonoakigou.JPG
ところで、美しいキモノの秋号が全国発売となりました。
待ちかねた秋がやってきたという感じですが、素敵な訪問着柄が数多く載っていて、心豊かにして拝見することができました。
きものサロンの秋冬号も求めたい思っていますが、これらの雑誌を見て感性を高めてみてください。
勉強になると思いますよ・・・
それではこれにて・・・
お休みなさい。

きものふくしまへのお問い合わせ

お客様のお見立て相談

きものふくしまオンラインショップ