次なる一手は「15万円までの着物や帯の会」です・そしてお客様から褒められることがありました

♥ 学校の時間割のようにギァーチェンジしながら生活を送っていますが、学校の授業みたいに一日が終わらないのが接客業かもしれません。

開店時から来客が続き、朝の一限目の販促物作りの仕事をしはじめたのは午後の3時ごろ。

夕方にも来客があり閉店時から投稿の時間へと移りましたが、毎日がこんな感じで追われているかのように一日を終えています。

それでは今日の投稿です。

こりずに11月も売り出しを考えていて、どうにか表面の構成ができあがりました。

CSC_000815mannennmadenokimonotoobinokai.JPGそれがこちらです。

昔でいうなら、「えびす講」や「大蔵ざらえ」のような意味を持つ今年最後の「15万円までの着物や帯の会」です。

毎年恒例となっている企画で着物や帯の割引セールですが、割引価格が15万を超えることがない価格にこだわる会となります。

例えていうのなら、割引価格が5万円の着物や帯もあれば、10万円前後の品物、店内の品揃えはすべて15万円を超えるものがない感謝セールです。

先月、神無月の会を終えたばかりで、準備期間もなく一時はこの会を見送ろうと考えたのでが、体にムチ打ってチャレンジしてみることにしました。

なのにこの状態で、裏面をこれから構成しなければなりませんし、12月号の「あ・うん」も作らなくてはなりません。

いろいろ考えていると迷いが膨らみ時間も過ぎることから、無謀にも突き進んでから考えてもいいかと思って踏み出してみたものです。

今日、着物と帯を持って帯〆帯揚げのコーディネート相談にこられたお客様が、呉服店が少なくなる中で、こうして着物にこだわって経営を続けていることを褒めてくださいましたが、自分でも馬鹿の一つ覚えで、迷いながらも頑張っていることが不思議に思えます。

そのお客様には、過去に嬉しい出会いがあって感激したことや、私を頼りにして訪ねてくださったお客様の話しや、普通では考えられないことが起きたことを話し、この仕事に誇りを持って続けてこれたことをお話させていただきました。

また、こんなことも話させていただきました。

お客様も最初店に来られた時は、安心できる店なのか半信半疑ではなかったでしょうか?

それがこいして、コミュニケーションを重ねているうちに心を開いてお話ができるようになり、気軽に相談をいただけるようになったことを嬉しく思っています。

ここに商売の隠れた面白味や喜びがあり、もう少し頑張ってみようと思える瞬間があるんですよ・・・

日々の仕事は不安や辛いことがいっぱいあって心が折れそうになりますが、その中にも素敵な出来事があるから自分を信じてこれたのかもしれません。

だから私はこの仕事に夢を持って続けられているのだと思います。

少し話をオーバーに書いたかもしれませんが、そのようなことを申し上げたしだいです。

そして今日、北海道釧路市から5月頃にこの店にお越しになられたお客様から、防寒草履とバッグのご注文が入りました。

来店をいただいた際に或る着物を一式コーディネートさせていただいて納めさせていただいたのですが、その後のご様子を伺いたくてお電話を入れたものの繋がらず、その後のことが気になっていたお客様です。

その方のメールだったもので嬉しくてね~

そのメールには手にした帯が活躍していることが書いてあって安心させられるものがありました。

毎日追われるように仕事をしている中で、こうしてお客様の関わりに心が満たされるものがあります。

年末まで息つく間もなく行事が続きますが、失敗を恐れず自分と戦ってみたいと思っています。

まずは「15万円までの着物や帯の会」です。

 明日は京都出張で店を留守にすることから娘たちと孫が店の留守番を頼みました。

おそらく店は託児所と化すことでしょうが安心して京都へ向かえそうです。

それではこれにて閉店と致します。

お休みなさい。