3月27日日曜日、快晴に恵まれた中で十三詣りが金沢市の天徳院で行われました。
今日はその様子をお届けしたいと思います。
この十三詣りは数えの13歳の春に虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)をお参りすることにより、知恵と幸運があたわるという習わしの行事で、「知恵もらい」ともいわれているものです。
私の仲間である石川県和装振興会のメンバーが当日のお世話をしていて、聞けば今年で16回目になるとのことでした。
16年も続けているのに、まだまだ認知度は低くPRが行き届いていないことを認めざるおえませんが、今年は男女合わせて23人の申し込みがありました。
天徳院の入口に受付を設けて、ここで祈願料として5千円いただくことになります。
最高のお天気になり、受付を済ませると皆が記念写真を撮られていますが、幸せに満ち溢れた家族関係の輪の中に着物が存在しているかと思うと嬉しくもあり、微笑ましく拝見させていただいています。
見てください、素敵なご家族でしょ・・・
息子さんが黒紋付と袴でお越しくださいました。
こちらのご家族もこの時を待ち望んでいたかのように、ご両親とお婆ちゃんの笑顔がこぼれています。
慣れない着物を着ることもあって当事者は緊張気味のようですが、それが初々しくて可愛いんだな~
境内に入ると本人のお好きな文字を一文字書いていただきます。
一文字を書き終えると用意された椅子に座りお参りを待ちます。
その周りをご家族が見守ります。
そして厳かに始まります。
張り詰めた雰囲気の中で粛々と進められ最後に手を合わせてお詣りが終わります。
そして、授かった知恵を虚空蔵菩薩に返してしまわないように、振り向かないようにして境内を離れます。
今年はお天気に恵まれて、緑のなかで浮き出る着物姿は別世界のようでした。
素敵でしょ・・・
そして最後に記念品をお渡ししてお帰りいただくことに・・・
よい思い出になることでしょう。
来年も3月末日の日曜日に十三詣りを執り行います。
その様子を県内の方にお伝えしたくて映像を使わせていただきました。
心の留めていただいて、一生に一度しかないこの行事にお越しいただけることを願っております。
詳しいことについては天徳院さん(076-231-4484)、又は、石川県和装振興会事務局(076-237-5015)までお尋ねください。
ということで、素敵な一日をお手伝いすることができて本当に良かったと思っております。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。