今日はビフォーアフターと題して西陣袋帯の染め替えを紹介させていただきたいと思います。
ある時、県外のお客様から袋帯の染め替えができないものかと相談をいただきましてね~
それがこちらの袋帯です。
オレンジ系の赤に金糸を使って織られた帯で、今となっては締めることが難しくなり黒地にして欲しいとのご相談でした。
染め替えを専門にしている職先にこの帯を見てもらって、染め替えができるかを調べてもらうと、「できそうです!」との返事をいただくことができたもので黒地に染めることに・・・
そして、その帯が染め上がってきたのです。
別ものの帯にかと思わせる表情に変身しましてね~
モダンでシックな帯に変わり、我ながら驚かせれています。
この後に、帯芯を入れて仕立てを加えなくてはなりませんが、多くの方が帯の染め替えなんてできないと思っていらっしゃるのではないでしょうか?
ちょうどいい機会でもあり、ブログ記事にしたくてお客様の承諾をいただいて、ここにアップさせていただきました。
「こんなことができるんだ~」なんて、画像を比較して驚かれているのではないでしょうか?
よみがえった帯を目にして、ご満足していただけるものになったかと思っています。
このようにして、タンスに眠る着物の再生を依頼されることが増えていて、私としてはできる限りご希望に沿えるように承っておりますが、その過程において予測できない危険が潜んでいることがありましてね~
失敗したこともありますが、この失敗が経験として生かされて、いろんなノウハウを身につけることができた気が致します。
どんなものでも再生ができるとは言えませんが、諦める前に相談をいただければ職先と相談をして判断できるかと考えています。
仕事に入る前にお見積りをさせていただきますので、宜しければ相談してみてください。
S様、映像を使わせていただいて感謝しております。これから仕立を加えて納めたいと考えているので、今しばらくお待ちになってくださいね。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






