先日の強風で店頭に出していた看板の骨組みが壊れたことを記事で触れましたが、新しく作り直し、金曜日から始まる江戸小紋展の情報を取り付けて、再び店頭に戻ってまいりました。
この看板は真横から見るとアルファベット「A」の形になっていて、両面に店の情報を備えつけられるようになっているものです。
予定外の出費でしたが、会期前に「江戸小紋展」の看板を出すことができてホットしているところです。
それでは今日の投稿です。
これまでに江戸小紋についていろいろ書いてまいりましたが、京都でも江戸小紋に似たものは多く作られていて、その着物を辻が花の帯でコーディネートしてみました。
それがこの品です。
着物の色は濃紺で、江戸小紋の柄にある角通し柄をベースに円形の模様を入れて染めた小紋で、あったり模様だったもので、紬地に絞りを加えた辻が花の染帯でおしゃれ感を演出してみました。
誰もが安心していただけるコーディネートかと思っていますが、このように合わせてみると装いの主役は帯で着物は脇役という感じが致します。
次のこの辻が花の帯を使って、石川県白山市で織られている牛首紬と組み合わせてみました。
この画像からはベージュ地の無地になって見えるかもしてませんが、ここにも江戸小紋に使われている縞柄の「万筋(まんすじ)使われているんですね~
画像を大きくすると、細かい縞柄であることがお判りいただけるかと思います。
このように歴史と伝統のある江戸小紋は、着物愛好家の人気の高さから京都や全国に点在する紬の産地でも、江戸小紋の柄が使われるようになったといえるのかもしれません。
私が思うには、江戸小紋は柄がシンプルなだけに着姿を美しく見せるだけでなく、合わせる帯でおしゃれが楽しめるからではないでしょうか?
そればかりか、江戸小紋はさまざまな印刷物や包装紙などにも使われていて、着物柄の王道を走る小紋だと考えています。
うまく説明ができましたが、その王道を走る本物の江戸小紋が店内に揃います。
竺仙さんの協力があって実現したもので、22日(金)・23日(土)は東京から江戸小紋染師でもある「根橋秀治」さんも応援に来てくださって染の実演もしてくださいます。
その時に当店が依頼した江戸小紋半衿や鼻緒を染めていただく予定でいますが、江戸小紋展の会期は22日(金)から25日(月)までの4日間。
江戸小紋を染める時に使う板や桶などを会場に置くために、会場の設営に試行錯誤しておりますが、お楽しみいただける江戸小紋展にしたいと考えているところです。
どうか楽しみにしていてください。
今日は閉店後に出かける用事があって、急いで投稿準備をしたがために、焦点がぼやけた記事になってしまいました。
ごめんなさいね。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。