豪華絢爛な振袖をコーディネート・これぞ日本の着物です

 「 鼻水がタラリ・・・」、風邪をひいたみたいで体調が万全とはいえませんが、いつもと変わらず店を開けて情報紙作りに専念。

しかしネタ探しに時間ばかり取っていて、なかなか内容が決まりません。
もう少しで6月号ができあがるのではないかと思っていますが、毎回苦労させられます。

店は昨日とは大違いで、新規客の多い一日だったかもしれません。

その中の一人の方が草履とバッグを探していらっしゃって、金沢のデパートを2件見てきたけれども、目に適うものがなくて相談に来てくださった方がいらっしゃいましてね~

早急に準備をしてご紹介したいと思っていますが、デパートより私の店を選んでくださったことに喜びを感じるものがあります。

期待を裏切れない仕事をいただいた訳ですが、このような出会いがリピーターに繋がるだけにベストを尽くさなくてはなりません。

他にも難しい相談がありましたが、NOと言わないのが私の店です。

呉服店が少なくなっているだけに、こんな店でも頼りにしていただけることを嬉しく思っているしだいです。

今日はめったにお目にかかれない豪華絢爛な振袖をご紹介してみましょう。

DSC_0005furisodeko-dhine-to-2016nenn.JPGそれがこちらなる映像で、色打掛と間違えるほどゴージャスな振袖ではないでしょうか?

振袖の流行とはかけ離れた次元の古典柄かと思っていますが、大奥の世界にも似た華やかだがあり、金箔の使いか方が半端ではありません。

量産品の振袖が多い中で際立つものがあり、ここまでのものをよくぞ作ったものだと感心させられるものがあります。

DSC_0002furisodeko-dhine-to-2016nenn.JPG上前の画像を撮り込んでみました。

これが日本の着物だと世界に拳を上げたくなる琳派模様で、四季の花がすべて描き込んであって、金箔も質もとても良いものです。

成人式というよりかは婚礼用の振袖という感じがいたしますが、和風建築物の中でお召しになられると最高に輝くことでしょう。

DSC_0008furisodeko-dhine-to.JPG帯もこの着物に負けない黒地の「束ね熨斗文(たばねのしもん)の袋帯を合わせてみましたが、これくらいの着物だと丸帯が合うのかもしれませんね。

これを手にされる方は家宝になるものがあるのではないでしょうか?

とにかく素晴らしい振袖です。

昨今の振袖は和のファションというものが先行していて、着物の世界からかけ離れたところもあって、奇抜な着こなしに悩ましいところがあります。

これを良しとする方もいれば、古典柄を探している方もいらっしゃって、振袖市場はハッキリ別れた二極化の時代に入っているといえるかもしれません。

しかし古典柄となると、職人さんの技が組み込まれていることもあって安価な品が少ないんですね~

それだけにご予算にあった品を見立てることがとても難しくなっております。

また、市場が価格競争の渦の中にいて、素敵な品を作れなくなっていることも否定できない現実で、いつになったら正常な市場に戻るのでしょう。

このままだと伝統ある技術を失うことは目に見えていて、考えさせられるものがあります。

振袖に対する価値観は人それぞれでしょうが、ひと昔前にお母さんが着た振袖が魅力的に思えるのは私だけではないように思うのですが・・・

論点がぼやけた記事になってしまいましたが、これで今日を閉じることとします。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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