今月の23日(土)から27日(水)の5日間、当店の決算を前にして全品割引という「涙市」を開催致します。
この会の趣旨は、年に一度、決算前に当店の在庫商品を少なくしたいといことが目的で、商品を割引することでお客様の購買意欲を図りたいと考えての催事です。
単なるセールで催事の中身に芸がないと言われそうですが、お世話になったお客様へ価格で還元する意味合いも含まれているものです。
ひと昔前と違って、不良在庫を大幅値下げをしてもお客様から満足していただけないところがあって、お気に入りの商品も売場に出してのセールになります。
そんなことを言っておきながら、本音は、割引をしなくても商品がお嫁入りする店を目指したいと思っていて、ビジョンに沿う品を少しでもお安く提供できる店を理想としていましてね~
しかし現実はそんな甘いものではなく、幾度となく現実を知らされております。
そして決算が近づくにつれ、会計士さんから在庫を少なくできないものかと言われたりするんですね~
会計士さんが悪い訳ではないのに、理想と現実の温度差に心を痛め、このようなセールでしか考えが及ばないことを辛く感じています。
経営に関わる人であれば多少なりとご理解いただけるかと思いますが、店作りには在庫が付いて廻るものだと割り切るようにしています。
現在お客様に告知の案内を入れているところですが、人出が少ないもので、そろそろ商品に割引価格を入れなくてはなりません。
この作業にも、どうしたものかと心を痛めていますが、いろんな意味で、「涙市」になることだけは確かなようです。
話は変わりますが、新規のお客様が留袖に合わせる草履とバックの件でご相談にお越しになられたときのことです。
詳しい商品説明をさせていただいたのですが、帰り際に、亡き妻と昔PTAの会合で横の席に座ることがあり、そのときの印象を涙ぐみながらお話してくださいましてね~
後にも先にも一度だけ話しただけなのに、忘れられな出合いだったそうです。
私の知らない世界で妻の足跡を知ることとなり、誇らしげに思えました。
訪ねてくださった心から感謝申し上げたいです。
いろんな人から愛されていた女性であったことが、私にはとても嬉しかったです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






