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カラーの映像を入れることもなく、ご奉仕品で来場確約を取るような刺激的な企画も入れず、シンプルな「卯月展」の原稿が出来上がりました。
これを案内状と呼ぶに値するものではないのかもしれませんが、一文字・一文字、私の想いをこめ、すべて筆とペンで書き上げた原稿です。
この作り方が時代に合っているのか、お客様に訴える力を持っているのか、更には会期中に足を運んでいただける切っ掛けとなる内容のものなのか、構成をしながら自分に問いかけるものでした。
その背景には、販促費を多く割けないこともありますが、「現実的な経営」と、「目指したい店作りと店の役割」が噛み合わなくて、私を苦しめていた気がします。
迷いがありましたが、正直に自分と向き合い取り組んでみることにしました。
今回の卯月展のテーマは「きもの時間」です。
その意味をご理解いただけないかもしれませんが、半年に一度の会を着物のことだけを考える楽しい時間でありたいし、お客様には着物の魅力に酔いしれる時間であって欲しいとの願いから「きもの時間」を選択したものです。
こだわりたいのはセレクトショップとしてのおしゃれな着物提案とコーディネート術で、品揃えを増やして楽しんでいただける会にしたいと考えています。
これが今の私にできる精一杯の「おもてなし」です。
そして今日、東京にお住いの方から、卯月展の初日となる18日(土)に店に向かえるかもしれないとのメールが届きました。
お高い入場料と時間をいただく訳ですから、その人のために会を開く気構えで準備を整えてお迎えしたい。
その日まで自分に何ができるのかを真剣に考えてみたいと思います。
とりあえずは、卯月展の構成を終えてホットしました。
会は4月18日(土)~21日(火)までの4日間であることか書き忘れたのでここの付け加えましたが、何かお探しに品があるようでしたらご連絡ください。
準備を整えてお迎えしたいと思っております。
それではこれにて・・・
お休みなさい。