雪兎と南天柄の刺しゅう附下に合わせたこだわりの雨草履・そして娘たちの風呂敷の提案

   毎年2月23日が「つ(2)つ(2)み(3)」の語呂合わせから風呂敷のに日なっていて、今年も新しい風呂敷の提案ができればと思い、店のスタップや娘たちに、今までと違った提案が考えられないかと振ってみると、積極的な案が出てまいりましてね~

中でも「風呂敷の包み方教室の開催」や「金封を風呂敷で包む提案」などに興味を惹かれるものがあり、話題性のある2月23日に焦点を絞り込んで、彼女たちの視点で物事を進めるようにお願いしたところです。

ポイントは3つ。

店内でどんな演出ができるのか?

新しい提案をどのような手段で告知ができるのか?

そして、オンラインショップでの風呂敷の販売も考えられないものか?

硬直した店作りの中で期待を寄せるもので、早速、娘たちが動き始めてくれていまして心強く思っているところです。

その様子を見ていると、一緒に釜の飯を食う感覚がありまして、とても嬉しいものがあります。

そのような結果に終わろうとも意味を持つものだと考えていて、みんなで心を一つにして取り組んでみるつもりでいます。

さて今日は、以前に紹介したことのある「雪兎に南天柄の刺しゅう附下」の色違いをコーディネートしてみたのでお楽しいください。

DSC_0006sisilyuugaranotukesagewoko-dhine-to.JPGそれがこちらのコーディネートです。

DSC_0002nanntennniyukiusaginosisilyuutukesage.JPG地色は淡いベージュピンクで背景に細い縦縞が入り、模様を刺しゅうで雪兎と南天柄を描いたものです。

DSC_0003nisizinnfukuroobisiltupougara.JPGその附下に白地にヒワ色の七宝柄の袋帯で合わせた見ました。

トータルバランスがゴジャゴジャしていなくて、個人的には好きな組み合わせかと思っています。

季節的にタイムリーな柄だったもので紹介してみましたが、実は、スポットを当ててみたかったのはコーディネートに合わせた雨草履です。

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ツートンカラーで作られた草履台って意外と少なく、素材も含めて、形や色合いがおしゃれだったもので数日前に揃えたものです。

そこでこちらの草履の特徴を解説したいと思います。

今回の寒波でフードが付いた草履の有難さを味わった方もいれば、これが無い為に着物を着れなかった人もいらっしゃるのではないかと思いますが、寒さが厳しい季節に防寒の役割も果たす草履って、今の季節にはなくてはならないアイテムかと考えております。

DSC_0007amazouri2017.JPGこの草履の素材は、レストランの椅子張りなどにも使われている耐疲労性に優れた「PVCレザー」というものを採用していまして、合皮の欠点だった劣化を防ぐと同時に殺菌効果があるとのことです。

合皮でなりながらも特殊性のあるつや消しの素材なんですね~

防寒も兼ねることから寒い冬にこそ出番が多くなる草履かと考えております。

草履台の天はアイボリーで鼻緒と草履の横巻きは白になって見えるかもしれませんが、色目の浅いグレーなんですね~

色合いのバランスがおしゃれで、フォーマルの着物に合わせても違和感なく履けるものだと捉えております。

この草履台の優れている点は、表面をフッ素系の処理剤でコーティングしておりまして、汚れが付いたときには、中性洗剤やアルコール類で拭き取るとことができます。

なので、汚れを気にぜづに履けるのではないでしょうか?

DSC_0010amazouri-2017.JPGそして、一般的な草履台と比べて指先の幅が若干広く、かかとがスリムな形になっているところも見逃がせません。

こちらの映像からも見て取れるかと思いますが、足の形に添ったおしゃれな台だと思いませんか?

草履台の高さは5cmもので、サイズはフリーサイズになっております。

DSC_0023amazouri2017.JPG今回の寒波は予期せぬ土地に雪を降らすものでしたが、底は滑り止めになっていて、多少の雪でも対応できるもののなっております。

雨草履になると、雨の日の履物だと決めつけていらっしゃる方も多いかと思われますが、底冷えのする日の防寒の役割もあるので、お持ちでない方は用意されておいてください。

ちなみにこちらの雨草履のお値段ですが、税込¥31.320のお品になります。

現品しかないものなので、お気に召される方はお早めにご連絡くださいね。

それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。