店で開催する展示会は、着物と帯をコーディネートしたものを展示するように心がけています。
これは、着物を目にしたときに、合わせる帯をイメージでききるものだと思って長年続けていることです。
しかしこの作業は時間と手間がかかります。
着物と帯のコーディネートが決まるまで商品を広げ続ける訳で、それに伴い、売り場は足の踏み場がない状態になります。
それを順番に繰り返しながらディスプレーを決めていくのですが、必ず後片づけ付いて廻るもので、長時間続けていると気力が失われるんですね~
その時、必ず自分に問いかけるのが「もう少し・もう少し」。
乱れに乱れた売り場を綺麗に整えてから、一日の最後をブログ投稿で締めくくるのですが、売り場作りに夢中になり過ぎて疲れました。
お客様を迎える準備というものは、違った意味で神経を使います。
くだらない事を書いてしまいましたが、少しばかり心をリセットすることが出来たみたいです。
会を開く前に、品揃えの概要をブログで紹介させていただきたいのですが、それが叶いません。
そこで今日は加賀友禅の品揃えに触れてみたいと思います。
加賀友禅が石川県で染められていることもありまして、展示会の品揃えには欠かさないものになっています。
どうしてもフォーマル着が多くなりますが、バージョンアップしてみました。
その中の一品がこちらの訪問着です。
着物愛好家の方であれば作家さんが誰かはお判りでしょうが、加賀友禅作家の重鎮とも言える由水十久(ゆうすいとく)さんの作品です。
由水十久さんは童子(どうじ)柄をモチーフにしている作家さんで、業界ではとても有名な作家さんなんですよ。
空間を上手に生かして、模様を描き入れることが上手な作家さんかと思っております。
なかなか目にすることが出来ない作家さんの品でもり、興味をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか?
他にも友禅作家さんの新作を揃えてみたので、興味をお持ちでしたら覗いてみて下さい。
今日は簡単な記事になりましたが、これで閉店とさせてください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。