今日は6月号の「あ・うん」を持って外回り。
車中は初夏が訪れたような暑さを感じるものがあり、季節が夏に向かい始めていることに気づかされています。
店では数日前から「夏・新鮮組」と題して、新作の浴衣をはじめとした帯や下駄、そしてトンボ玉帯留めなどのおしゃれな浴衣の着こなし提案が始まっていて、「今から、これから」と言い聞かせながらスタートダッシュに勢いを持って臨んでいるところです。
その意味でも暑さを追い風にしなくてはなりませんが、今日はお客様が少なかったみたいで、お客様と店側の浴衣への温度差を感じています。
今日も浴衣関連の情報になりますが、新作の商品を紹介してみたいと思います。
これは竺仙さんから出されている綿紅梅小紋という種類の浴衣地です。
婦人画報 美しいキモノ 2017年夏号掲載(190ページ)
色合いはこれまでにありそうでなかった古代紫地のもので模様は萩の柄。
担当者から新しく染めた色であることを聞かされていますが、個性的な香りを感じながらも小模様な萩の柄が優しさを浮かび上がらせていてとても気に入っております。
色合いが単色なので、帯の合わせ方で若い人からアダルト層まで幅広く着ていただけるのではないでしょうか?
そので、ピンクの色が入った博多織の羅織浴衣帯で若い年代層の浴衣としてコーディネートしてみました。
ケバケバしていなくて爽やかでしょ・・・
ファッション感覚の装いとは距離感のあるものですが、これが古来の着こなし方である風情というものを感じさせられるものがあるのではないでしょうか?
次に大人の魅力を感じさせる夏着物としての着こなしとして、帯を変えて、博多織の紗八寸名古屋帯でコーディネートしてみました。
涼しげでなかなかのものでしょ・・・
どこから見ても夏着物の装いです。
帯を変えるだけで雰囲気が変わることが見てとれるかと思いますが、綿紅梅小紋という品は浴衣と夏着物の二つの表情を兼ね備えた着物なんです。
私はその点に魅力を感じている者の一人です。
その生地の風合いが判るように撮った映像がこちらです。
素材は綿100%のもので、格子状に太い糸を織り込んでシャリ感と通気性のある生地を使っていて、暑い夏にはとても肌触りのいい素材に染められたものなんですよ。
この映像からも透け感のある生地であることが判るかと思います。
このような生地には、浴衣として着こなすのであれば汗取りにもなる「ゆかたスリップ」が必要となります。
そのことで透け感が軽減できるもので、夏着物として着るのであれば夏用の長襦袢を合わせなくてはなりません。
そこでご紹介させていただきたいのが、当店のヒット商品となっている高島クレープの長襦袢スリップです。
これは肌着と長襦袢が合体したものになります。
素肌に触れる胴体が強い撚りがかけられた綿素材のクレープで、この部分が肌着の役割を果たし、着物袖と襟の個所がポリエステルの夏の長襦袢の位置付けになっていて、ご自宅で洗濯が簡単にできる優れものです。
衿には夏物の洗える半衿が取り付けてあります。
そして背中には衣紋抜きと言いまして、衿が固定できる便利グッスも取り付けていあり、実に合理的な長襦袢と言えます。
その価格は税込¥5,400というから驚きでしょう。
この商品はオンラインショップでも紹介させていただいていますが、詳しい情報についてはブログ記事の左上に画像を添付しているので、その個所をクリックしていただければサイズなど詳しい情報を知ることができるようになっています。
是非参考にしてみてください。
今日も長々とした記事になりましたが、伝えたことを書き終えることができてホットしています。
さて、明日はどんな日になることでしょう。
期待を寄せて今日を閉じることと致します。
では、お休みなさい。