7月の店作りに欠かせない販促物や情報紙作りに夢中になり、投稿準備が遅くなってしまいました。
投稿のネタを何も考えていなかったので少し焦っているところです。
コーヒータイムかな~
お客様との会話の中で、「ペラペラ」という着物単語が使われるようになりましたが、何のことかお判りですか?
英語が「ペラペラ」というような、流暢に喋る様子に使われますが、もう一つ、紙や 薄い布の有様を示す表現として使われるもので、お客様から観光地で着かけた着物姿を見て「ペラペラな着物」だとか、既製品のゆかたに触れて「ペラペラなゆかた」だと、見た目や感触の表現法として「ペラペラ」の単語が飛び出すようになりました。
着物が解る方が使われる表現法かと思っていますが、そのような着物やゆかたが溢れていて、それを良しとしている方が増えていることに呉服店側からすると悩ましいものがあります。
ここには価格との関係性があることを承知しながらも、ペラペラな着物を着物だと思って欲しくはありません。
しかし、お手軽感のある価格帯で着物に袖を通したいと思っている着物ファンがいらっしゃることは確かで、呉服店と交わりにくい価値観をどのようにして埋めていくのかが業界の課題となっているのでしょう。
着物を知らない人口が増え、市場の変化に対応することも大切ですが、着物の素晴らしさをもっと伝えていかなくてはなりません。
そのためにも、時間をかけて初心者の優しい店を築いて行くことが着物愛好家を育てる行為なのでしょう。
着物初心者が重なる相談の中で、着物の魅力をに目覚めかけた方がいらっしゃったもので、私の目線から記事にしてみました。
この映像は涼しげな小千谷ちぢみをドット柄の麻名古屋帯でコーディネートしたものです。
水色と藍のコンビネーションで、寒色系の色合いは夏を涼しく思わせるものがあります。
好みもあるでしょうが、ペラペラな着物でないことを一言付け加えて今日の記事とさせていただきます。
それではこれにて・・・
お休みなさい。