商品の割引価格が語りかける涙市・仕入れ係としては心が痛みます

   私は籠の鳥状態で、エアコンが効いた店内で商品にプライスダウンの価格を付ける一日でしたが、今日も暑い日となり、海の日の祝日でもあったので、海に向かわれた方も多かったのではないでしょうか。

DSC_0010natunokofutapesutori-.JPG明けても暮れても仕事に縛られることが多くなっていて、余暇を楽しむ時間がなくなっていますが、子どもたちが小さい頃は休みを作って外に連れ出したものです。

家庭サービスにヘトヘトになっていましたが、今にして思えば人生の絶頂期だったかもしれません。

変化に乏しい3連休でしたが、仕事の合間に見上げる夏空から妻と子供たちに囲まれて過ごした風景が思い出されるものがありました。

それは過ぎた時間をさとすもので、仕事にしがみついている私が小さく思えるものだったのかもしれません。

DSC_0001puraisudaunn.JPGそんなことを思いながらも、店の催事は目の前に迫っていて、なすべき準備を終えないと会を開くことができません。

それは割引価格の表示を済ませることで、今日は奥から秋冬物の商品を売り場に出し、一つ一つ娘たちの器量を確かめながら札入れを続けていました。

仕入れた品は出来るだけお安く価格表示をするように心がけていて、そこから更に割引というのは辛いものがあります。

しかし、そこは年に一度のことだと割り切っていますが、品揃えをするということが、いかに難しいことであるかを改めて感じさせられおります。

それは見分けた商品とお客様との出合いがないことを意味しているのか、それともセンスや価格帯に問題があるのか、判断の苦しむものがあり、それを評価するというのは仕入れ係としては心が痛みます。

決算なんてなければいいのに・・・
棚卸なんてなければいいのに・・・

すべてがそこに結び付きますが、避けて通れない経営の仕組みであることを言い聞かせながら電卓を叩く私でした。

このよにして涙市はいろんなことを語りかけてくれますが、肝心なことは経営が長続きして、お客様に役立つ店でなくてはなりません。

ここを押さえておかないと安心と信頼が担保できないだけに、損得勘定で割り切れない価格表示に考えさせられるものがあります。

それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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