本日の午後7時を持って「決算・涙市」が終わりました。
紅白の幕を降ろし、発熱する前に娘が作ってくれた全品割引のPOPも外され、プレッシャーから解き放された心境でいるところです。
今回の涙市は来客の多い会と言えるものではありませんでしたが、この5日間、喜びの涙や辛い涙をいっぱい流しながら、積み上げたものは、どうにか目標としていたものに届くものではなかったでしょうか。
特に今日は最終日とあって、県外からのご注文が数件入ってまいりまして、とても嬉しいものがありました。
この涙市でお世話になったお客様には心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
振り返ると、年々お客様を呼び寄せなくなっていて、業界の厳しさを嫌というほど味わっておりますが、それでも私の店を関心をもって見守っている方が沢山いらっしゃることに気づかされています。
或るお客様は、私が提案させていただいている着物や帯に憧れを持っていても、それが許されないお財布事情があり、それは私以外にも多くいらっしゃるのでは・・・
他の店で和装関係の品を買い求めることがあるが、私の店て調達品は品質が良くて使いやすいことも打ち上げてくださいました。
さまざまな経験を積む中で着物の魅力と価値が分かり始めると、納得できないものが買えなくなっていることを紐解くもので、お買い物に繋がらなくても、この店のファンでいてくれていることに満足させられるものがありました。
経営する側としては、目に見える結果を求めてしまいますが、安心と信頼の元に着物ファンが見守っていることを自覚しなくてはなりません。
積み上げてきたが、少しづつ、ご理解をいただけるようになっているのかもしれません。
だから、事を急いではならないし、無理な販売があってはならないと思っています。
お客様を信じて待つことは経営理念を迷い道へと運ぶものがありますが、正直にお客様と向き合うことは、お客様も正直に応えてくれるもだと言い聞かせたいです。
その先も、考えている通りに事が進まなくとも心を折らすことなく、信じる道を見失わないようにして、努力を重ねていきたいと思っています。
頭の回路が上手く回らなくて、まとめきれない作文になっていますが、「安心と信頼」がいかに大切であるかを語りかけてくれた会でした。
そのことを心に刻み、今日の最終日を閉じることとします。
では、これにて・・・
お休みなさい。