2016年に日本工芸会正会員になられた染織作家、湯本エリ子さんの染帯が店に届きました。
1951年生まれというから現在67歳くらいになられるのかと思いますが、私の好きな作家さんでもあり、今日はその商品を紹介させていただきたいと思います。

湯本エリ子氏の染帯
数多くの作品を作られていますが、私が選んだ品はちりめん地に花菱文様をデザインした切れ味のいい染帯です。
濃い地色のグレーにレモン色が映えて、とてもステキでしょ・・・

湯本エリ子氏の染帯
お太鼓にしてみました。
あか抜けたセンスとおしゃれ感が伝わってくるものがあるのではないでしょうか?
色無地や無地感覚の小紋、紬などに合わせていただけると、都会的なセンスが輝くのではないかと思います。

湯本エリ子氏の染帯
腹には画像にある柄が描かれております。
帯に仕立てると小段の柄と下段の柄に別れますが、どちらかお好みの柄をお出しいただければと思います。
お太鼓も腹も模様があっさりしていて静かな帯と言えるかもしれないが、レモン色がとても効いていて、魅力を感じている者の一人。
模様の季節感もなくて、とても気に入っております。
この帯を草木染の糸で織った「芝崎重一」さんの紬の着物に合わせてみましょう。

芝崎重一氏の紬に合わせた湯本エリ子氏の帯
その画像がこちらです。
魅力的なコーディネートに言葉が見つかりませんが、とてもカッコいいと思いませんか?
まさに着物美人の登場と言えるものがあります。
着物も帯もこだわりのある作家者の作品ですが、言葉がなくても人を惹きつけるものがあるでしょう。
染色業界で認められた人の作品はオンリーワンの魅力を秘めていて、必ずや着る人の心を輝かせてくれのではないでしょうか。
是非参考にされてみて下さい。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







